前回の「三日坊主でも今度こそ続く タイプ別ダイエット法」では、右脳型にオススメのダイエット法を紹介しました。今回は、左脳をよく使う「燃え尽きタイプ」「完璧主義タイプ」にオススメのダイエット法をご紹介しましょう。

★まずは、自分はどのタイプかチェックしよう!→ダイエットが続かない原因チェック


 左脳をよく使う「燃え尽きタイプ」「完璧主義タイプ」は、ダイエットでは体重やサイズなど数字で具体的に成果が見えるとやる気が出るタイプ。数字の変化を追いかけすぎてキツイ方法を選んだり、自分を追い込みすぎる傾向があるので気をつけて。自分にストレスをかけすぎない方法を選ぼう。

 一方、部屋を片付けるとやせる人が多いと多くの専門家が指摘をする。部屋をキレイにしたら「自分を客観的に見られるようになり、やせる人もいる」と空間心理カウンセラーの伊藤勇司さん。タイプ別に、机の上はどんな状態なのかも伺った。

燃え尽きタイプ

【ダイエットの敗因】断食など短期集中を繰り返しやせにくい体になっている

 「燃え尽き」と「完璧主義」は左脳をよく使っているタイプ。読者の31%が当てはまった。「左脳は論理的な思考、計算、分析能力に関わる。数字やデータを取るのが好きで、苦にならない。『燃え尽きタイプ』はこだわりが強く、自分のペースを乱されるのを嫌う。ダイエットでも自分のこだわりに邁進(まいしん)する。太ることに嫌悪感を抱くと耐え切れずに拒食症に陥りやすいタイプなので注意して」(都立駒込病院脳神経外科部長の篠浦伸禎さん)。“自分がライバル”で、自分がこうと決めたら絶対にやり遂げようとするため、断食などキツイ方法を選びがち。

 目標は達成するものの、「短期間で体重が急激に落ちる断食や一食置き換えなど、極端なダイエット法はリバウンドしやすい。ダイエットを繰り返すことで、体が冷えて代謝が落ち、どんどんやせにくくなるという悪循環に陥らないようにしましょう」とダイエットアドバイザーの本島彩帆里さん。

ダイエットを成功させるPOINT

● できたことを記録して、目を向ける
● ストレス対策を取り入れる
● きつすぎる方法は選ばない

 短期間で結果を出そうとするあまり、断食や一日一食などリバウンドしやすい方法に陥ってしまう傾向がある。「ハードなものを好む傾向があるので、あまり過度に走らないようにコントロールして。自己肯定感を高めるために、できたことを記録して見える化する。自分を追いつめないようにストレスをコントロールしましょう」(本島さん)。

このタイプの机の上は?

【何もない】
片付けでは、とにかく物が少ないこと、物を持たないことがいいことだと考える傾向がある。「いったん、捨てるのはいいこと、物が少ないのはいいことだと思ったら、どんどん捨ててしまうタイプ」(空間心理カウンセラー伊藤勇司さん)。