前回の『ダイエットが続かない原因は、努力不足ではなく「脳」』では、脳のクセから見られる4つタイプを紹介しました。今回は、そのタイプ別の中から、コミュニケーション能力が高く、ダイエットも仲間と一緒なら頑張れる右脳型の2タイプのダイエット対策をお伝えします。 「先送りタイプ」はSNSで励ましあったり、ジムのグループレッスン向き。「三日坊主タイプ」は無理なく毎日続けられるダイエット法を選びましょう。

★まずは、自分はどのタイプかチェックしよう!→ダイエットが続かない原因チェック


 部屋を片付けるとやせる人が多いと多くの専門家が指摘をする。右脳を主に使う「先送り」「三日坊主」のタイプは、ダイエット同様、片付けを先送りしたり、途中でやめてしまい物があふれていないだろうか。部屋をキレイにしたら「自分を客観的に見られるようになり、やせる人もいる」と空間心理カウンセラーの伊藤勇司さん。タイプ別に、机の上はどんな状態なのかも伺った。

先送りタイプ

【ダイエットの敗因】ダイエットをしなきゃと思いつつ理由をつけて始めない

 読者の20%が当てはまったのがこのタイプ。「先送り」と「三日坊主」の2タイプは右脳をよく使っている。右脳は聴覚、言語表現などコミュニケーションの機能を担う脳で、「人間関係を重んじる。特に先送りタイプは、その傾向が強い」と都立駒込病院脳神経外科部長の篠浦伸禎さん。

 人の世話に熱心で、ダイエットを含めて自分のことは先送りにしがちな人が多いのもこのタイプ。友達に誘われるとダイエット中でも食べ放題に行ってしまう、頂き物のお菓子はもったいないから全部食べてしまって後で後悔……。

 「食欲や感情に影響されやすく、4タイプの中では一番ストレスを食で紛らわしてしまいがち」と篠浦さん。そうした食欲や感情に振り回されないためには「この服を着られるようになるといった具体的な目標を設定したり、一緒にダイエットをしてくれる仲間を作るのがいい」(篠浦さん)。

ダイエットを成功させるPOINT

● 手順がシンプルな方法を見つける
● 理想の人物を設定する
● 楽しい、気分が上がるものを選ぶ

ダイエットアドバイザーの本島彩帆里さんは、「複雑な食事法や運動法だと面倒になってやめてしまいがち。『~するだけ』、といったシンプルな方法を薦めます。仲間を巻き込むと頑張れるのなら、友人と一緒にジムに通ったり、SNSで励まし合うのもよいでしょう」とアドバイス。インスタグラムなどを見るのが好きなのもこのタイプ。ダイエットでお手本になる人を見つけよう。

このタイプの机の上は?

【統一感がない】
「人にもらったものなどは特に捨てられない。一つひとつの品物はきれいなのに、物の量が多く、統一感がない、ごちゃごちゃした印象になりやすい傾向がある」(空間心理カウンセラー伊藤勇司さん)。