前回「悪い姿勢や座りっぱなし 筋膜がよじれる原因に」では、筋膜のつながりで腕や脚、胴体のなめらかな動きがサポートされていることが分かりました。よじれは放っておくと全身に波及。よじれが固まらないよう、今回は6方向の筋膜のつながりにアプローチする4つの筋膜リリースを紹介しましょう。

 筋膜のつながりに沿った4つの「筋膜リリース」。「人それぞれ、肩甲骨のあたり、腰、ふくらはぎなど、突っ張りを感じる部分が異なるはず。引っかかりを感じるところが筋膜の“よじれポイント”と認識するといい」と首都大学東京大学院の竹井仁教授。

 カギは90秒間かけることだ。実は、そういったよじれた筋膜部分は、「ゼラチンのように固まって“ゲル化”している」(竹井教授)。筋膜がよじれた部分では、深筋膜や筋外膜のコラーゲンやエラスチンといった線維が一部分に寄り集まり、本来はさらさらの水溶液、つまり“ゾル”状である基質が脱水してゼラチンのような粘っこい“ゲル”になっている。しかし、このように煮こごり状態になった筋膜も、90秒間、伸ばすことでほぐれてくるという。

 次のページで、6方向の筋膜のつながりにアプローチする4つの筋膜リリースをご紹介しよう。