日経ウーマンオンラインが行ったむだ毛処理に関する読者アンケートによると、「自己処理派」は63.6%(複数回答)いました。(「プロによる脱毛は読者の4割が経験 VIOは? 費用は?」。カミソリ、毛抜き、脱毛ワックス、除毛クリームなど、自己処理の方法は多数ありますが、間違った方法で行うと、肌にダメージをあたえてしまうことがあります。前回に引き続き、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子さんに、むだ毛の自己処理の方法、みんなが気になるアンダーヘアの整え方についてお聞きしました。

ムダ毛は抜くべきか? 剃るべきか?

 ムダ毛の処理は定期的に行うものだからこそ、肌へのダメージは最小限におさえたいですよね。間違った方法で行うと、刺激が積み重なって肌トラブルを起こすことがあります。

 肌へのダメージを防ぐには「カミソリで剃る」のが一番のおすすめで、肌にとって最悪なのは、「毛抜きやワックス」だとか。

毛抜きはNG! (C) PIXTA
毛抜きはNG! (C) PIXTA

 「毛抜きやブラジリアンワックスは、毛根ごと抜けるので次に生えるまでの時間が長いというメリットがありますが、神経や毛細血管が集中する毛乳頭から毛根が引きちぎられるため、出血や炎症のリスクがあります。その傷を修復するために毛穴の角質が厚くなったり、毛穴が塞がれてしまうと、次に生えてくる毛が皮膚の内側で丸まる埋没毛になることも。炎症がひどくなると毛嚢炎も引き起こします」(慶田さん)

 なるほど、「ボツボツと盛り上がった毛穴」や「黒ずみ」、「行き場をなくして皮膚の下でぐるぐると丸まっている毛」は、毛抜きやワックスでむだ毛処理をしている人に見られがちな肌トラブルだったのですね。

 一方、カミソリで剃ると一緒に角質を剃ってしまいますが、注意して行えば、最も肌にダメージを与えずにムダ毛処理ができるそう。次のページで、正しいやり方を紹介します。