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頑張り屋さんに必要な「ギブアップする力」の育て方(4/4)

2017年12月6日

ストレスに対処する技術を持つ人ほど深刻化しやすいのはなぜ?

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何よりも覚えておいてほしいこと

 先日、テレビで、あるアルピニストがこんなことを言っていました。

「雪山で、雪崩の危険があるときに下山の決意をするためには勇気が必要だというが、そうではない。下山する計画があったかないかだけだと思う」

 私もその通りだと思います。

 疲れのメカニズムと、そのときに生じる心のメカニズムを知っておけば、「今、自分は下山する段階だ」と客観的に判断することができます。

 疲れが第3段階にまで進行すると、思考が全体的にネガティブになるので、「ここで休んだら人に迷惑を掛ける」「自分の居場所がなくなるに違いない」と切羽詰まった答えしか出てきません。それよりも、第2段階のうちに「私は今、心身にこんなサインが出ている。ここで下山しないともっと判断が難しくなるぞ」と思えることが大事なのです。

 疲労を蓄積しないために、皆さんに覚えておいてほしいフレーズがあります。それは、

「睡眠が5時間を切ったら危険!」

ということ。

 さまざまな研究によって、睡眠時間が5時間以下になると、心身の不調が起こる確率が一気に上がることが分かっています。

 仕事をして帰宅して、食事をしたり入浴したり、さらにSNSをチェックしたりしていると、あっという間に夜中の2時に。そんな人は睡眠時間がすぐに5時間以下になってしまいますよね。そんな人は、要注意です。

 5時間以下の睡眠が4日間続くと、脳の働きは深酒をして酩酊(めいてい)した状態と同じレベルになる、という研究もあります。当然、仕事の能率も下がる。人とのいさかいも増える。さらに残業時間が増えて睡眠量が減っていく――という負のスパイラルにはまります。

 さらに、あなたが本気で疲労回復したいのであれば、必要睡眠時間は8時間です。平日は無理、という人も、お休みの日にとにかく寝て、寝て、寝まくる。掃除も洗濯もしなくていい。メールも見ない、ネットも見ない。睡眠を最優先にする。しっかり睡眠を取ることによる心身の回復はお墨付きです。

文/柳本 操 イラスト/PIXTA

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下園壮太
下園 壮太(しもぞの・そうた)
心理カウンセラー
MR(メンタルレスキュー)協会理事長、同シニアインストラクター。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上自衛隊初の心理教官として、衛生隊員やレンジャー隊員などに、メンタルケア、惨事ストレスコントロールの指導、教育を行う。2015年に退官し、現在は講演や研修、著作活動を通して独自のカウンセリング技術の普及に努める。近著に「寛容力のコツ」(三笠書房)、「自衛隊メンタル教官が教える 人間関係の疲れをとる技術」(朝日新書)。
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