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頑張り屋さんに必要な「ギブアップする力」の育て方(3/4)

2017年12月6日

ストレスに対処する技術を持つ人ほど深刻化しやすいのはなぜ?

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「人に援助を求める力」より、「ギブアップする力」が必要

 デキる人は、苦しさに気付かないわけではありません。すごく苦しい。でも、慢性的な肩凝りの人が、肩凝りがだんだん気にならなくなるように、苦しみや疲れへの感受性を鈍らせ、麻痺させるのが得意なのがデキる人の特徴です。これまでも頑張ることで乗り越えてきた、だからもっと努力すれば今回も大丈夫なんだ、という「努力へのしがみつき」で対処しようとしてしまいます。

 でも、やっぱり苦しいですよね。そう思ったときこそ、「人に援助を求める力」よりも「ギブアップする力」の出番となります。

 これまで誰かに援助してもらって「諦めないで続けよう」と思っていたあなたも、誰かに頼ることで「ギブアップしよう」という発想に切り替えるべきなのです。

 ところが、ギブアップを阻む要因となるのが「断る理由がない」という呪縛です。

○ 役職に就いている(私は周囲に期待されている)
○ やりがいがある(こんな仕事がしたい、と常々思っていた)
○ 仲間と一緒にやる仕事である(チームプレーにワクワクする。迷惑を掛けたくない)
○ 上司がいい人だ(理解がある人だけに、失望させたくない)
○ お祭り系の勢いがある(締め切りに向かってテンションが上がっている。勢いで乗り切れそうな気がする)

 上記のような条件がそろうと、「断る理由などないのではないか」と思ってしまうもの。そう、断る理由がないのに断る、というのが、人間は一番苦しいものなのです。一見幸せそうに見えるシチュエーションだからこそ、「降りたい」とは言いにくい。しかし、そこでギブアップできずに頑張り続けると、いい環境にいるにもかかわらず、周囲の人たちを嫌いになってきます。いつもイライラして誰かを攻撃したくなるという寛容力の低下が起こり、そんな自分に嫌気が差してくる、という悪循環が起こります。こうなったら、「ギブアップする」ことが必要です。

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下園壮太
下園 壮太(しもぞの・そうた)
心理カウンセラー
MR(メンタルレスキュー)協会理事長、同シニアインストラクター。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上自衛隊初の心理教官として、衛生隊員やレンジャー隊員などに、メンタルケア、惨事ストレスコントロールの指導、教育を行う。2015年に退官し、現在は講演や研修、著作活動を通して独自のカウンセリング技術の普及に努める。近著に「寛容力のコツ」(三笠書房)、「自衛隊メンタル教官が教える 人間関係の疲れをとる技術」(朝日新書)。
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