「学生時代は学歴そのものをあまり重視してこなかったのですが、やはり学校の授業に一生懸命取り組んでいる人が好きでしたし、『授業はただ単位を取ればよい』というような意識の人とはあまり関わりを持つことがありませんでした。

 というのも、私自身、勉強するからにはよい成績を取りたいという気持ちがあるので、相手にも自分と同じくらい一生懸命勉強に取り組んでほしいとは思っています。

 また、相手が真剣に物事に取り組んでいる姿勢を見ることによって、その人を尊敬することができます。自分もさらに頑張らねばと発破をかけることができるので、そういった意識の高い人と交流することは好きですね。気付けば、周囲の友人もそういう人が多いです。

 最近では、ただ意識が高いだけではなく、頑張りがきちんと学歴の高さに結び付いているかを重視するようになりました。やはり自分が結婚適齢期に近づいてきたからだと思います」

――結婚相手に学歴の高さを求める理由は他にもありますか?

 「実は、私の両親や親戚まで含めて、みんな世間でいう、いわゆる『高学歴』の人が多いんです。将来もし結婚したら、親族との関わりもありますから、学歴が家族や親族と同じレベルの人であれば、臆せず対等に交流できるのではないかな、と無意識に思ってしまいます。もちろん、学歴だけがすべてではないのですが……」

――Mさんのご両親だけでなく、親戚とのコミュニケーションのことも気にかけているんですね! Mさんファミリーはとても仲良しなんですか?

 「両親や親戚みんなとても仲良しですよ。少なからず、自分の恋愛観や結婚観に両親の影響はあると思っています。私は家族で一緒に過ごすのが好きなので、結婚相手には私の家族を大事にしてもらいたいですし、家族と過ごすのが好きな人がいいなと思っています」

――現在、交際中の彼はどんな方なのでしょうか?

 「彼とは友人の紹介で出会い、数回デートをして付き合うようになりました。

 やはり年齢も年齢なので、結婚も視野に入れ、自分が好きだということだけではなく、彼と私の両親や親戚一同と仲良く話せるかどうかというイメージが頭に浮かんだのが、交際する大きな決め手でした。

彼は私の両親や親族とも仲良く話せる――それが交際の決め手 (C) PIXTA
彼は私の両親や親族とも仲良く話せる――それが交際の決め手 (C) PIXTA

 私と同じように、彼も家族や親族との時間を大切にしているというところが魅力的に映りました。他にも、穏やかで誠実で、勉学や仕事などに一生懸命取り組んでいるところが尊敬できることも重要なポイントです。

 私の父は、勤勉家で物事をよく知っている人で、彼と父は似ているところがあるのかもしれません。娘は父親に似たような人を好きになる、というのは一理あるのではと思いますね。

 私が社会人になった今でも、母が『そうだよね、パパ~』と言いながら、じゃれて父と腕を組んだりするような仲良し夫婦です。私自身、そういう夫婦の形を見て育ってきたので、自然と、自分もいつまでも仲の良い家庭を築きたいと思うようになりました」