高スペックであるが故に恋愛が不器用になってしまうという人もいれば、高スペックである上に、「恋愛も器用」と回答するすごい読者も! 今回は、職場で高スペック同士の結婚を実現した32歳のIさんに恋愛プロセスを聞きました。

第1回 働く女性の恋愛事情、相手選びで譲れない条件とは
第2回 高スペック女子は、恋人にも結婚相手にも○○を求める
第3回 ドラミ系高スペック女子の共通点と恋愛不器用の謎
第4回 仕事ができる女子のうまくいく恋愛 大事な一つの方法
第5回 「三高」にはこだわりたいワセジョの恋愛 本音と葛藤
第6回 高スペック同士の恋愛を実らせた、恋愛器用女子の結婚【今回はここ】

Iさん
32歳 既婚、子あり
広告・役員

手取り月収:38万円
手取り年収:500万円

――Iさんは、新卒で公認会計士、現在はベンチャー企業の役員という、まさに高スペック女子です。それが原因で、恋愛に苦労したことはあるのですか。

 「大学受験のときに予備校で出会って付き合った人は、第一志望の大学に落ち、地元の大学へ進学しました。首都圏の大学に合格した私は『都会で偏差値の高い大学には、自分なんかよりもいい男がいて、そちらに目移りするに違いない』と言われ続け、半年ほどで私が振られてしまいました。

 その後、よりが戻ったので『どうしてあのとき私を振ったの?』って聞くと『エリートだから』と……。自分は一浪して予備校の寮で毎日勉強しているのに、現役生で見た目も遊んでいそうな私のほうが模試の成績もすべていいことが気になっていたようです。

 私は志望校に一発合格、彼はそこよりランクの低い第一志望に一浪しても落ちてしまったので、『この気持ちはおまえには分からないと思う』と言われました」

――復縁したその彼とは、なぜ再び別れてしまったのでしょうか?

 「教師になるという夢に対する、彼の意識の高いところが好きでした。しかし、彼は、自分が女性より何かが劣るということに耐えられないという感じでした。

 彼は女性には困らないタイプでしたので、『自分から相手に何かしてあげる』とか、『彼女のほうが自分よりも優れている部分を受け入れることができなかった』のかもしれないですね……。そんな彼のことを私が尊敬することができなくなって、お別れしました」

「だんだん彼のことを尊敬できなくなって…」 (C) PIXTA
「だんだん彼のことを尊敬できなくなって…」 (C) PIXTA