恋愛がうまくいかない理由は「仕事ができる・できない」で相手を判断するから

 アンケートを見ていくと、ドラミ系女子は、店の予約手際なども含めた「仕事ができる・できない」で、相手を判断することもあるようです。

仕事ができる・できないで判断しがち…? (C) PIXTA
仕事ができる・できないで判断しがち…? (C) PIXTA

自分の仕事のスキルが上がるにつれ、相手のできない部分が目についてきたような気がする。そして「私ならこうするのに……」と一人思い、フラストレーションがたまる。(29歳、運輸、総務、独身・未婚)

 「私がやってるんだから、あなたもやるべき。やらないのは怠慢」というのは、正しい主張だと思いますが、それこそ教室の学級会的発想に似てはいないでしょうか。少しきつい言葉で言うなら、ある種の「同調圧力」に捉えられることもあります。

 ドラミ系女子は、自分が最も輝いていた学校時代の理想や正義を社会に出ても適用させようとして、時につまずくことがあります。これもその典型といえるのかもしれません。ここは教室ではありません。パートナーはクラスメートでもないですし、ドラミ系女子はもう、学級委員長をしなくてもいいのです。

 相手の、人としての「格」を「仕事の能力値」で判断しそうになったら、危険信号です。なぜなら、仕事の良しあしは個人の努力だけではどうにもならない要素に満ちているからです。

 会社では、不本意な異動をさせられることもあれば、理不尽な上司の下に付くこともあります。モチベーションが下がる時期もあるでしょう。業界全体の景気が冷え込んでいれば、一個人がいくら努力しても成果はなかなか上がりません。ここで大事なのは、相手を責めないことなのです。