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本当に不幸? 子供を作らなかった人の末路(4/5)

2017年6月5日

女性のキャリアに詳しいコンサルタントの朝生容子氏に聞く

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未来への貢献は「子育て」以外でも可能

朝生:未来への貢献は、必ずしも自分の子供を育てることに限りません。仕事を通じて若い人を育てる、若い人に夢や希望を与える、子供を持つ人の子育てに協力する……。そういう形でも十分、貢献できます。

——確かに、その通りかもしれません。なるほど、分かりました。ただ、私たちがこうして議論するだけでは、まだ納得できない人たちもいるかもしれません。やはりここは、「影響力を持つ人の言葉の力」が必要です。となると、大反響を呼んだ例の、講談社が発行するライフスタイル情報誌『FRaU』2016年3月号の女優・山口智子さんのインタビューを引用させていただかないわけには参りません。

朝生:潔いですよね。よく発言されたな、と思います。

——それでは、一部を引用させていただきます。どうぞ。

「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。もちろん、子供を持って初めてわかる感動もあると思います。実際に産んでみないとわからないことだと思うけれど。でも私は、自分の選択に微塵の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです」(『FRaU』21016年3月号)

朝生:一片の後悔もない、ですからね。

——この言葉で、どれほど多くの人が勇気付けられたことでしょう。

朝生:子供のいないことに悩んでいる人にとって救いの言葉になったと思いますし、子供がいるのが当たり前という価値観に対して、一石を投じたと思います。

【結論】
人生は人それぞれ。
「子供がいない幸せ」を楽しめばよし
子供を作らなかった人の末路は?

【解説】
 少子高齢化が進む中、子供を生み育てることが国民的課題となっています。それはそれで結構なことなのですが、同調圧力の強い日本では、ひとたび一つの国民的合意が形成されると、往々にして「それに従わない者はおかしい」という空気まで醸成されがちです。辛い思いをしながら不妊治療を続けても実を結ばない人に対する親戚からのプレッシャーや、同僚からの心ないひと言は、その現れでしょう。

 社会や企業におけるダイバーシティの重要性が喧伝されていますが、本当に“みんな”が生きやすく働きやすい社会を作るなら、子供がいる人も、いない人も心地よく暮らせる生活・職場環境を目指す必要があるはずです。そのためには少なくとも、「幸せは子供がいてこそ」という価値観の押し付けなどあってはいけない、と思います。

 そもそも、インタビューにもある通り、「子供がいない人生=不幸で悲惨」というのは、明らかに事実と反しています。語弊を恐れずに言えば、「子供がいないから味わえる幸せ」「子供がいないから可能な社会貢献」だってあります。

 「子供がいない幸せ」の最たるものは、自分自身の人生の自由度が大きく広がることです。

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