「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」受賞者が決定! (C) PIXTA
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」受賞者が決定! (C) PIXTA

 女性のキャリアとライフスタイルを支援する女性誌『日経WOMAN』(日経BP社 東京都港区、編集長:安原ゆかり)は、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」の大賞者・弭間(はずま)友子さんを含む今年の受賞者8人を決定いたしました。

 「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」大賞に選ばれたのは、アニメ映画『君の名は。』メガヒットの立役者、東宝 映像本部 映像事業部 アニメ事業グループ 宣伝プロデューサーの弭間(はずま)友子さん(39歳)です。

 2016年8月26日の公開以来、10代の客層を中心に口コミで人気が爆発した『君の名は。』。公開3カ月で興行収入は194*億円に達し、スタジオジブリの『もののけ姫』(193億円)、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(173億円)など歴代のヒット作を抜くなど、歴史を塗り替える大ヒットとなりました。『君の名は。』の企画スタートから宣伝まですべてに関わり、映画を成功に導いた中心人物が弭間友子さんです。

 弭間さんはアニメ作品に力を注ぐと東宝で新設された映像事業部に、宣伝のリーダーとして転職。アニメ作品宣伝の中心メンバーとして戦略を立案、実行してきました。新海誠監督の『君の名は。』は、2014年の企画スタート時から参加。宣伝戦略としては、夏休みに見たくなる映画というコンセプトを施策の中心におき、元気な青空を配したポスター、主人公らが入れ替わりリズミカルでかつドラマチックな展開を見せる予告編、JR山手線内のモニターを使ったプロモーションなどを展開。新海誠監督の名前を積極的に露出させ、監督作品の特徴的な映像美を前面に出す手法で、SNS(交流サイト)での口コミにつなげました。公開3カ月で興行収入194億円は、歴代公開映画6位、邦画では3位に入る快挙です。大ブームを巻き起こした緻密な宣伝手法や、リーダーシップを評価して2017年の大賞となりました。

※2016年11月28日東宝公表