共感型プロモーション賞

“見に行きたくなる”広告で、多くの人々の防災意識を呼び起こした

和気 洋子さん(42歳) わけ・ようこ
ヤフー コーポレートコミュニケーション本部 ブランドマネジメント室リーダー

 2017年3月6日、東京・銀座のソニービルに、東日本大震災時に観測された津波の高さを示した、防災啓発のための屋外広告を企画、実行。60媒体以上の、テレビや新聞、ネットニュースなどのメディアで取り上げられた。また、SNSでも広く拡散され、「目で見て、高さを体験したい」と、わざわざ訪れる人も続出。インパクトのある表現を、不特定多数の目に触れる場所に屋外広告として掲げ、ネットを通じて拡散させる戦略により、震災から6年目、記憶の風化を防止し、多くの人の防災意識を高めることに成功した。



「アストロウーマン」の道開拓賞

「宇宙ゴミ」除去という壮大なスケールの事業に挑む!

伊藤 美樹さん(35歳) いとう・みき
アストロスケール 代表取締役社長

 宇宙には、使い終わった人工衛星やロケットの残骸など、無数のゴミが存在する。アストロスケールはこの「宇宙ゴミ」の除去に取り組む世界で唯一の民間企業。伊藤さんは超小型衛星「ほどよし」の開発に携わった経験が評価され、2015年、32歳の若さで同社の日本法人の社長に抜擢された。研究開発部門トップとして、20~70代のエンジニア集団を統括している。11月28日には宇宙ゴミの量を観測する衛星を打ち上げ、世界で大きなニュースとなった。