女性管理職とお弁当、知事室での「女子会」を企画

「多くの女性が夢をかなえられる、自分のやりたいことができる、そんな社会を作っていきたい」
「多くの女性が夢をかなえられる、自分のやりたいことができる、そんな社会を作っていきたい」

 女性の活躍推進のため、子育て環境の整備や長時間労働の是正など、多角的な取り組みを行っている東京都。その先頭に立つ小池さんが、女性リーダーとしてどのように都庁職員の皆さんに接しているのかを聞くと、「2~3週間に1度の頻度で、女性管理職の方たちとお弁当を一緒に食べる、いわゆる女子会を知事室でやっているんですよ」と教えてくれました。

 「都庁には約1万人の職員がいますが、その中で女性職員は3割を超えており、行政系職員の管理職に占める女性の割合は18%を超えます。女性管理職の方たちとランチを一緒に食べることで、何か問題はないか、どんなことがしたいかなど、現場の女性の意見を吸い上げる機会を作っています。女性職員、女性管理職の方たちはもちろん、都庁で働く男性職員もさらに元気にできるように、働きやすい環境を整えていきたいと考えています」

 女性が管理職になる年齢は、結婚・出産・育児といったライフステージと重なることも多いため、仕事とプライベート、どちらを取るかを迫られる場面もあります。しかし、小池さんが目指すのはどちらも諦めない働き方ができる環境づくり。東京都のワーキングウーマンたちが、もっと輝くための具体的な政策にも力を入れています。

 「待機児童問題は都知事就任後に早速取り掛かりまして、126億円の補正予算を付けました。保育士さん不足については、保育士さん自身のお子さんも保育園に入れられず職場復帰できなかったり、住宅手当が有期であることがネックになって転職してしまうなど、課題も多いと思っています。保育士さんもベテランの方が必要ですから、長く続けていただけるような環境作りと、そのために必要な予算を確保していけたらと思っています。多くの女性が夢をかなえられる、自分のやりたいことができる、そんな社会を作っていきたいですし、それが私の都知事としての大きな役目だと思っていますので、ぜひ期待していただければと思います」