2016年12月3日(土)に東京ミッドタウンで行われた、働く女性を応援するイベント「WOMAN EXPO TOKYO 2016 Winter」。キャリアアップから美容まで多彩なテーマでお届けしたセッションの中から、年齢とともに気になる髪や頭皮のケアをテーマにした「ずっと輝きつづける女性の秘密とは?『“顔主義”から“頭皮主義”へ』30代後半からのケアで未来の私が変わる!」の模様をお届けします。

 本セッションに登壇したのは、「AACクリニック銀座」院長で米国抗加齢医学会専門医でもある浜中聡子さんと、ファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓さん。『日経ヘルス』プロデューサーの西沢邦浩さんの進行で、女性が生き生きとした美しさを保つために知っておくべき頭皮や髪の知識についてトークが行われました。

AACクリニック銀座院長の浜中聡子さん。30代後半からの頭皮ケアで将来が変わってくるという話が展開されました
AACクリニック銀座院長の浜中聡子さん。30代後半からの頭皮ケアで将来が変わってくるという話が展開されました

 年齢を重ねる中で、顔のことは気にしても、頭皮は意識されないケースが多いと浜中さんは言います。「若い頃は一つの毛穴から2、3本生えていた毛が、年齢とともに割合が減り、白髪が増え、髪のハリやコシも落ちてボリュームもだんだんなくなる。場合によっては地肌の透けが目立つようになります。髪質をよくするためには、なるべく早いうちから栄養バランスの整った食事をとることが大切です」。

 ツヤがなくなり、うねりや乾燥が気になりだしたら髪質の変化のサイン。栄養はサプリメントで摂るのではなく、赤味の肉や魚、卵など、高たんぱく低脂肪の食べ物を煮たり蒸したりして食べるのが望ましいそうです。

 髪の毛は2~7年の周期で成長期から退行期、休止期を繰り返していますが、「女性の場合は、30代後半から40代にかけて周期のバランスが崩れ、髪が生えていない休止期がだんだん長くなるのが特徴。それによって薄毛と抜け毛が進行していきます」(浜中さん)。