今月の日経ウーマンからの特集は「捨てる快感、始めよう!」を全5回にわたりお伝えいたします。4回目の本日は、「“クローゼット&玄関”にある物の捨てどき&見極め方」です。整理に困りがちなアイテムの“捨てどき”を見極めるコツを大公開。これさえおさえれば、“捨てられない”の悩みがなくなり、捨てるのが快感に!

スッキリさせれば洋服も喜ぶ!
クローゼット

シーズンごとに買い足すうちに、いつの間にかいっぱいになる服飾品。1枚買ったら1枚捨てるなど、ルールを決めておくといい

【クローゼットはこういっぱいになる】
着なくなった服、なんとなく入れたものが奥へ奥へ…
⇒1枚買ったら1枚減らす“ところ天”方式で!

アクセサリー
くすみや劣化がひどいものから処分する

高価なアクセサリーは専門店でメンテナンスしてもらおう。それ以外で、長く使っておらず劣化やくすみがひどいもの、今の自分のスタイルに合わないものは、手放して

捨てる目安
・くすみや劣化が著しいもの
・今の好みや洋服のスタイルに合わないもの


使用頻度に応じてアクセサリーケースの中を整理
よく使うものは取り出しやすい位置に置き、使わないものは引き出しへ入れるなど、頻度に合わせて整理して

洋服
カテゴリー分けして整理“部屋着”は5セットまで

買い足すばかりで、なかなか見直すことのない洋服類。1枚買ったら1枚捨てるなど、ルールを決めて整理を。お気に入りでも、色があせたり、毛玉がたくさんできたりしたら、捨てる対象に

捨てる目安
・シミやほつれなどがある
・今のライフスタイルに合わない
・外出のときに着ていけない
・1年以上着ていない
・体形に合わない
・流行おくれ

種類ごとに分けてから判断をする
まずは手持ちの洋服をクローゼットから出し、スカート、ニット、ワンピースなどカテゴリー別に仕分け。1種類ずつ判断していこう

【カットソー】
袖口や裾などの色があせたらサヨナラ
袖口や裾が色あせしてきたら、捨てるサイン。捨てるのに抵抗があるなら、切って靴磨きの布などにして再利用してから処分しよう


【ニット類】
縮みやたくさんの毛玉は捨てるサイン
何度も洗って縮んだり、毛玉がたくさんできてしまったりしたニットは捨てどき。同じようなデザインのアイテムも1枚に絞って


【下着】
ワイヤやゴムの状態の劣化はNG
ワイヤがゆがんだり、ゴムが劣化したりした下着は体形が崩れる原因にもなるので注意。装着に違和感や不快感があるものは捨てて


【シャツ類】
黄ばみに注意! 白シャツの寿命は2年
襟元や袖口、脇など、汗じみのできやすい箇所をチェック。特に黄ばみの目立ちやすい白シャツは、2年を目安に買い替えて


【バッグ】
生活に合わないものはリサイクル
汚れや傷みが目立つものは処分。状態はよくても今の生活に合わないものは、オークションに出してリサイクルするなどして


“部屋着”も厳選して数枚に絞ろう
外には着ていけないけれど未練があるものは、“部屋着用袋”にIN。最後に、本当に部屋着として必要な数枚だけ残す

“ブラックホール”化したクローゼットの中のボックスはこう対処する

何が入っているか分からない、種類分けもせずにとりあえずなんでも入れる…。クローゼットや押し入れの中にある、“ブラックホール”化したボックスは、中身を把握することからスタートしよう

(1) 箱の中のものを全部出す
まずは箱の中身を外に出して並べて、いる・いらないを判断しよう。手前のものだけ出すのではなく、すべて出し切るのがポイント

(2) 半端なものやいらないものをゴミに
大きめのゴミ袋を用意して、使わないものをどんどん放り込んでいこう。「今は使わないけれどいつか使うかも」の“いつか”は来ないと考えて

(3) 残ったものを仕分ける
「必要なもの」だけ残った状態になったら、種類ごとに分けよう。さらに使用頻度に応じて「1軍」「2軍」と分けるとその後の片づけがラクになる

(4) 所定の場所へ。置き切れないものは処分
各アイテムの定位置を決めて収納。棚や引き出しに入り切らないものはゴミ袋へ。片づけ後も定位置を守って、きれいな部屋をキープしよう