「何のために働いているのかわからない」。そんなこじらせOLが主人公の小説『言い訳ばかりの私を変えた夢みたいな夢の話』を、本連載「才能がない人の夢のかなえ方」としてお送りしていきます。前回、自分の書いたインタビュー記事にクレームが入ったヤグチでしたが…。
前回までのお話→ 前書き、第一回、第二回、第三回、第四回、第五回、第六回、第七回、第八回、第九回、第十回、第十一回:会社に居場所ができた矢先に、批判・クレーム…なぜ?
【第十二回】クレームの解決方法
ツイッターの書き込みを検索してみると、先週末あたりから、ネガティブなトーンが増えている。
「こんな時期に、動画を出すなんてひどい」
「ほかにインタビュー記事が出てないから、裏があるはずだ」
こういうのを、ネットの炎上というのか……。
そういえば過去に上司は、「個人の思い入れの強いコンテンツを発表している以上、批判的な意見がきても仕方がないことだってある」と言っていた。
でも、会社のカスタマーサポートにまでクレームを入れてくるなんて……。
これはある意味、誤解だ。
私はインタビューでオダマモさん本人に、「あなたなら信頼できると思った」と言われた。だからこそ、「独占取材」というかたちになった。
「インタビューの内幕を聞かせてくれ」と他社メディアからオファーがきたけれども、信頼を裏切ってはならないと思って、断った。
私は、2通のメールを上司に転送し、意見を求めた。