一度書く内容を「棚卸し」してみた
手帳上手な友人や同僚の話を聞いていると、「何をどこに書くか、どう書くかをきちんとルール化している」という共通点がありました。私もやみくもに書き始める前に、一度、自分が日常で「書く」内容を棚卸ししてみました。すると、以下の6種類に分類できました。
(2)取材メモ
(3)仕事のスケジュール
(4)プライベートのスケジュール(自分)
(5)プライベートのスケジュール(家族)
(6)毎日のTO DO
(7)毎月のTO DO
「手帳下手」の私がこれまで持ち歩いていたのは、取材専用ノートと手帳の2冊。つまり、上の(2)以外のすべてを手帳1冊に書き込もうとしていたのです。さすがにこうして書き出してみると、1冊ですべてを管理するには高度なテクニックが必要そうです。そこで、思い切って「書く」ものを分散させてみました。
まず、これまでどおり、会議や打ち合わせのメモ、取材のメモは、無地のノートを使って書きます。
【ノートに書く】
(1)会議や打ち合わせのメモ
(2)取材メモ
そして、スケジュール管理は、仕事とプライベートは分けることに。仕事のスケジュールは基本的に社内共通のデジタルツールのみ。新調したマンスリー手帳はプライベート専用にしました。
【デジタルツールで管理】
(3)仕事のスケジュール
【マンスリー手帳に書く】
(4)プライベートのスケジュール(自分)
(5)プライベートのスケジュール(家族)
新たな助っ人として、持ち運びできるホワイトボードを導入しました。参考にしたのは『プレイングマネジャーの戦略術』(田島弓子著/ダイヤモンド社)です。著者の田島さんは、大きなホワイトボードを自由に発想するための戦略立案ツールとして活用していましたが、毎日細かいTO DOが多い私は、田島さんと逆の発想で小さなホワイトボードを選び、こまごまとした毎日のタスク管理に使うことにしました。
【ホワイトボードに書く】
(6)毎日のTO DO
(7)毎月のTO DO
こうして書く内容を仕分けすると、新しい手帳にスルスル書き込めるようになりました。
書き分けていくうちに、仕事上の月間目標や取り組んだ内容を記録しておきたくなりました。ただ、あくまで私個人の目標なので、社内共有のデジタルツールに書き込むのは不向きです。そこで、プライベート専用のマンスリー手帳に、仕事目標を書き込むスペースを設け、プライベートの目標と同じように、一覧できるようにしました。