ワクワクする予定を先に書く
手帳をつけるうえで、私の最大の悩み、それは「何を書けばいいのか分からない」ということ。そもそも、手帳に仕事もプライベートも、一緒くたに書いていいのでしょうか。そして、何から書けばいいのでしょうか。
「手帳を開くことが楽しみになるには、真っ先にワクワクする予定を書きましょう。仕事とプライベートは区別せず、むしろ両方書いてOK」と鈴木さん。「手帳は段取りを整える最善のツールですが、仕事のことばかり書くと、やる気が下がりミスにつながることも」
そこで、まず最初に旅行やコンサートの予定を書き込みました。テンションが上がるよう、飛行機や新幹線の時間も記入。着ていく予定の服もイラストで書き、食いしん坊の私は旅先で「必ず食べにいきたいお店」もリストアップ。普段は頭のなかだけで終わらせていたことも、イラストや文字にすることで、よりクリアになることが判明しました。
また、映画の試写会に行ったときはパンフレットを切り抜いて貼ったり、ライブに行ったときはチケットを貼るだけでなく、簡単に感想もメモ。どちらも書き留めておくことで、読み返すとそのときの気分に浸ることができます。
苦手なイラストも、描いてみると楽しくなってきた
旅行に持っていくは分厚い手帳が荷物になってしまうし、万が一失くしてしまっては困ります。今回手帳を付けるにあたり、「イラストが多く、読み返すと楽しい思い出がよみがえる手帳」を目標に掲げた私は、旅行中は小さなスケッチブックにイラストを描き、後で手帳に貼ることにしました。
それまでは、ブログやインスタグラムに上げるわけでもないのに、料理の写真をきれいに撮ろうと必死だった私。ただ、相手が食べ始めるのを制してまで撮った写真は、その後見返すこともないまま、いつも写真フォルダに入ったままでした。
「イラストに描く」と決めてからは、写真はさっと撮るだけに。その後ホテルの部屋などでその写真を見ながら描き、色を塗りました。余白に店名、料理名や味の感想などをメモすると、写真を撮るよりも一つひとつが思い出深いものになった気がします。
こうして手帳をつくり上げていくと、プライベートは「イラスト中心だと楽しい」ことが判明しました。さて肝心の仕事のスケジュール管理は、一体どうしたらいいのでしょうか。