仕事の抜け・漏れが防ぎやすい

 スケジュールとノートを1冊にまとめたほぼ日手帳の使い方は、仕事の抜け・漏れ防止にも役立ちました。

 たとえば、出張の持ち物リスト。取材で遠方に行く際、どのバッグに何を入れたら持ち運びしやすかったかなど、覚えているうちに書きとめておいたらとっても便利でした。一度書いてしまえば詳細を忘れてしまえるので、気持ち的にも楽です。

出張道具の一覧
出張道具の一覧

 企画を立てる際にも1日1ページが活躍してくれました。会議の直前になってからネタを考えようとしても、なかなか思い浮かびません。そこで、毎月「来月の企画ネタ」ページをつくっておき、思いついたときにメモするように。月の後半になったらいくつかネタが溜まってくるので、慌てずに取り掛かることができます。出したかった企画も忘れずに提出できました。

【結論】「ほぼ日手帳」は、頭をやわらかくしてくれる!

 実際に使ってみて、今までほぼ日手帳に感じていたハードルはすべて固定観念が原因だったのだな、と思いました。

 マンスリーには月の予定を書く、年間スケジュールには1年間の予定を書く、1日1ページにはその日の出来事を書くなど、手帳の提案通りに使うのが当たり前だと思っていたのですが、ほぼ日手帳はその堅い頭をほぐしてくれました。

 自分が楽しく、使いやすいように使えばいい。自由度の高いほぼ日手帳は、「私」が主導で使う手帳だったのです。「どうやって使おうかな?」と常にわくわくしながら考えることで、日々の仕事でも新しいアイデアが出るかもしれません。働く女性にぜひおすすめしたい一冊です!

文/大吉紗央里