同じ貯蓄額なのに、将来を不安に思うのは性格の違い? そんなことはありません! 年単位の家計管理と明確な人生プランがあれば、お金の不安を解消できます

将来を“見える化”してお金の不安を解消しよう!

 現時点で1000万円貯蓄があれば、病気などの急な出費も老後資金も、ひとまず安心──。こう考える読者は多いはず。

 ところが読者アンケートでは、実際に1000万円以上の貯蓄がある人のうち、実に80%がお金に関するストレスを抱えていた。内訳を見ると、ストレスがある人のうち44%が「どんなに貯めても安心感を得られない」というのだ。

 1000万円の貯蓄があっても、不安なのはなぜ? 「貯蓄は将来への備え。どんなに貯蓄をしても不安が消えない人は、将来に対する具体像を持っていないことが多いのです」。こう話すのはFPであり心理カウンセラーでもある紀平正幸さん。

 紀平さんは「数年、数十年先を見据えて、必要なお金を“見える化”できる人は、お金に関する不安を感じにくい」とも話す。「毎日の節約ばかりを考えていると、将来に目が向きにくいので、家計は年単位で貯蓄額や収支を把握する“ざっくり管理”がおすすめです」

 3ページのチェックシートで、あなたのお金に対する不安度と対策をチェックしてみよう!

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