1000万円以上貯めた人たちはここが違った!

(1) 不安がなくなる「貯め方」をしている

月々の収入のなかでいくら貯められるか把握している
月々の支出を把握した上で、どのくらいのお金が手元に残るかが分かっている。それによって、月々いくら貯められるかを把握できている

「数年前から家計簿をつけ始め、月々の平均的な支出額をチェック。毎月ムリなく貯められる額を貯蓄に回しています」(35歳・公務員・貯蓄額1400万円)

天引き貯蓄など自動的に貯まる仕組みを持っている
毎月、給与から貯蓄分が天引きされる仕組みを利用している人が多数。残りのお金でやりくりする習慣を身に付け、無理なくお金を貯めている

「毎月10万円ずつ財形貯蓄をしています。簡単に下ろすことができない分、確実に貯められるのでおすすめです」(28歳・教師・貯蓄額1700万円)

いつまでに、いくら貯めるという具体的な目標がある
「5年後の海外留学のために1000万円貯める」など、貯蓄目標額と達成時期が明確な人が目立つ。貯蓄によって得た満足度も高い

「老後は都心のマンションに住もうと、1年で100万円を目標に貯めています。夢を持つことで貯蓄も苦になりません」(38歳・金融・事務・貯蓄額1500万円)

おトクな「貯め方」の最新事情を常にチェックしている
普通預金や定期預金の金利、ボーナス時期の銀行のキャンペーン金利など、貯蓄に役立つおトクな情報はこまめにチェックしている

「普通預金に100万円貯まるごとに、金利の高い銀行の定期預金にお金を移します。金利を調べるのも楽しい」(33歳・サービス・事務・貯蓄額1500万円)
(2) 明日につながる「使い方」ができている

自分がどうなりたいのかをきちんと考えている
「こうなっていたら幸せ」「こんな気持ちで日々を過ごしたい」といった理想の姿を描けている人ほど、お金の使い方にムダもブレもない

「社会貢献できる仕事をと思い、食関連の資格取得にお金を使っています。数十万円の支出も自己投資と思えば納得」(31歳・医療・看護・貯蓄額1200万円)

何にお金を使うと満足できるのか分かっている
何にお金を使うと自分が満足できるのか、幸せを感じるのかが分かれば、おのずと「支出を削ってもストレスがたまらない」費目も見える

「ボーナスのうち60万円は『宝塚予算』とし、旅行を兼ねて観劇へ。大きな金額ですが、心が満たされ大満足です」(35歳・公務員・貯蓄額1400万円)

ムリな節約はせず納得の行くものにはしっかりお金を使う
長く使うものにはお金をかけるなど、お金の使い方にメリハリがある人のほうが、ストレスをためずに着実にお金を貯めることもできる

「靴は、歩きやすく気に入ったものなら4万~5万円と高額でも購入。定期的にお手入れし、長く大切に履いています」(34歳・公務員・貯蓄額1500万円)

衝動買いをせず計画を立てて買い物をしている
金額の大小にかかわらず、欲しいものがあるときは、自分にとって本当に役立つかどうかを見極めた上で計画的に購入するよう心がけている

「買い物をするときは、『本当に必要?』と自分に問いかけるようにすることが、ムダ使いを減らす秘訣」(35歳・サービス・営業・貯蓄額1500万円)
(3) 失敗しない「ふやし方」を心得ている

投資は予算を決め余裕資金のみを運用している
何かあったときの予備資金を貯めた上で、予算を決めて投資にお金を回すのが、失敗しないふやし方をしている“隠れお金持ち”の共通点!

「1500万円ある貯蓄のうち、200万円は投資に回すと決めています。身近な企業の株を長期保有するのがマイルール」(34歳・サービス・事務・貯蓄額1500万円)

投資は長くじっくりを基本にしている
1000万円以上貯めた人の中で、投資で短期的に利益を出そうとしている人はゼロ! 長期的にじっくり投資と付き合うのが失敗しない秘訣

「月10万円ずつ、投資信託を積み立てています。老後資金にと思っているので、値動きを気にしすぎず続けています」(38歳・メーカー・企画・貯蓄額1000万円)

自分が理解できる方法で投資をする
1000万円以上貯めた人ほど、自分が投資している商品の特徴をきちんと理解している。「みんなやっているから」「なんとなくトクしそうだから」といった理由で手を出すことはない

「外食チェーンなど、自分が知っている身近な企業の株を買い、業績をチェックしつつ、株主優待を楽しみながら投資をしています」(36歳・メーカー・技術・貯蓄額1800万円)