クレカで後払いの場合、1~2カ月後の明細でショッキングに

 ところが、クレカで後払いの場合、1~2カ月後の明細で確認をして初めて痛みを感じることに。痛みを感じるのが遅くなると長い間だらだらと使ってしまって買い物の総額が増えがちに。よほどのカードの達人以外は現金払いを心がけるとよいでしょう。

 ルールの2つ目は、セールに使う予算を立てるということです。ボーナスがある人はボーナスから予算立てをしましょう。ボーナスがない人はセール貯金をしましょう。毎月の収入やボーナスなどの臨時収入から最低でも10%は貯金にまわしたいところです。

 また、いざという時のためにもう10%はお金をプールしておくほうが安心です。その20%を引いた分がお楽しみにまわせるお金です。お楽しみ費の中でも予算を決めて。買い物以外にも旅行やスキルアップなどにもお金をまわしたい人も多いでしょう。お楽しみ費の配分は自由ですが、何にいくら使うかリストアップをしてからセールにまわせる予算を決めるとよいでしょう。

 いかがでしょうか。半期に一度のセールを利用すると、必要な物を半値など安く手に入れることができて家計に役立ちます。しかし、ついつい余分な物や定価の物まで買ってしまいがちなのでしっかりと財布の紐を締めるようにしましょう。ざっくりとした家計簿をつけると毎回使う金額が分かってきます。そうすれば、予算も立てやすく、次回からセール貯金をするなどといった対策も立てられますね。

文/花輪陽子 イラスト/本郷史織

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