先週に引き続き、来週11月8日に本選を迎えるアメリカ大統領選挙の基本についておさらいしましょう(前回記事・今さら人に聞けない アメリカ大統領選挙のキホン)。前回は、大統領選挙はどんな仕組み? 政党のカラーって何? といった面を見て行きました。今回は、ヒラリーとトランプはどんな人で、その政策や対決の見どころ、そもそも大統領っていつ決まるの? ……など、大統領選についてより詳しくみていきましょう。
不動産王 vs 元ファーストレディ の対決
今回の大統領選挙では、1月から繰り広げられた各党の予備選挙で、民主党からはヒラリー・クリントン氏、共和党からはドナルド・トランプ氏が候補に選出されました。11月8日の本選挙を前にして女性問題やスキャンダルなどゴシップ合戦も繰り広げられて、ワイドショーでもご存じの方も多いかもしれません。そもそも、どんなバックグラウンドの人たちなのか、見ていきましょう。
本選挙を前に、女性からの告発などの報道も聞かれます。
本選挙を前に、献金者に便宜を図った、国務長官時代に私用メールアドレスを公用に使用しFBIの捜査が入るなどの報道もみられます。
二人とも知名度が高いところは共通なものの、政治に関しては公職を務めたことがない素人であるトランプと、片やオバマ政権の国務長官まで務めたベテランのクリントンの対決となりました。では、なぜトランプも同様に人気を博しているのでしょう? 二人の政策の違いなども見ていきましょう。