いよいよ2016年11月8日に本選挙を控えた米国大統領選挙。さまざまなゴシップも飛び出しながらも大詰めを迎え、来年1月には新しい大統領が誕生します。約1年にわたって繰り広げられる大統領選、そもそもどんな仕組みだったっけ? 今さら人に聞けない大統領選のキホンを解説します。今のうちにおさらいしておきましょう!

本選挙は2週間後 (C) PIXTA
本選挙は2週間後 (C) PIXTA

オリンピックと同じ年の4年ごとに選挙

 11月8日の本選挙を控えて、いよいよ佳境のアメリカ大統領選挙。今回は民主党のヒラリー・クリントンと共和党のドナルド・トランプの一騎打ちですが、当初の候補者は20名以上でした。そこからどうやって大統領を選んでいくのか……まずは選挙の年や政党など、アメリカ大統領選挙をキホンからおさらい。そして、選挙の流れや各候補者の特徴までをみていきましょう。

○選挙の年:4年ごと。夏季五輪と同じ年で、投開票日は11月の第1月曜日の次の火曜日。

○米国大統領の任期:1期4年で、2期8年まで。オバマ大統領は2期(8年間)大統領を務めています。

○大統領になるための条件:1.アメリカ合衆国出生で市民権保持者、2.14年以上アメリカ在住、3.年齢35歳以上。


 つまり、アメリカ生まれの市民で14年以上アメリカに居住する35歳以上の人。移民や帰化者ではなれないということ。少し前に、トランプが「オバマはケニア生まれで大統領の資格がない」と発言したことを受けて、オバマがハワイ生まれの出生証明書を公表する騒動もありました。

 さて、クリントンとトランプが所属する2大政党はカラーもはっきりしています。この2大政党とはどんなものかを見てみましょう。