どっさりパクチーを堪能!「パクチー鍋」
続いては、エスニック香るパクチーたっぷり鍋。スパイスやハーブを使った料理を中心にした東京・恵比寿のレストラン「MAIMON EBISU(マイモンエビス)」では、レモングラスの爽やかなエスニックスープにパクチーをたっぷりのせた「丸鶏のパクチーレモングラス鍋」を提供している。
別皿で運ばれてくるパクチーを、鍋の仕上げにたっぷりのせる。パクチー好きにはたまらない瞬間だ。レモングラスのきいたスープにパクチーの風味がアクセントになり、爽やかな味わい。丸鶏は箸で簡単にほぐれるほど柔らかく炊き上げてあり、スープにも丸鶏の旨味が溶け込んでいる。〆にはフォー(米麺)を楽しむベトナムスタイルだ。
「店のコンセプトでもあるハーブをふんだんに効かせた商品を開発しました。身体を温め、ハーブの力でお客様にリラックスしてお楽しみいただきたいと思います」と服部店長。忘年会続きの年末でも、ハーブたっぷりのこの鍋なら翌日爽やかに目覚められそう!
タイすきにトムヤムクン! 南国タイの鍋も続々
タイの定番鍋も、今年は趣向をこらした形で各店に登場している。二子玉川ほか都内に3店舗を展開するアジアンビストロ「NIJYU-MARU ~Oriental Market & Bistro~」では、冬限定のアレンジエスニック鍋として、「鶏豚のタイすき鍋 特製タレで」を提供中だ。
名古屋コーチンの出汁が加わった鶏塩味のスープに、パクチーやシュリンプオイルを入れエスニック感をプラス。具には豆腐、キャベツ、水菜、えのき、豚肉、鶏もも肉、牛肉など鍋の定番が勢ぞろい。これを醬油やスイートチリソースなどを合わせた特製ダレでいただく。
「鶏塩スープには、豚肉と鶏もも肉という2種類の肉や野菜の旨みが溶け込んでいます。さらにシュリンプオイルやパクチーのクセになる味と香りが加わり、旨みがアップしています」と同店を運営する株式会社コロワイドMDのストアカンパニー商品企画部長である渡邊裕介さん。ターゲットは20~30代の男女。パーティコース「Meat Market」なら「牛肉しゃぶしゃぶ」もつく。これからのシーズン、忘年会にもよさそうだ。
最後は名古屋駅前にある夏はビアガーデン、冬は和ビアホールとして楽しめる「バリビアガーデン」の「トムヤムクン鍋」!
スープは、ナンプリック(タイ風辛味噌)、カピ(シュリンプペースト)、カー(ショウガ科の香辛料)、バイマックル(こぶみかんの葉)などのアジアンスパイスをオリジナルブレンドした自家製トムヤムスープ。ポイントは食材と一緒に「レモングラスの茎」も一緒に煮込んでいること。レモングラスのさわやかな香りが引き立ち、パクチーと共に香りが食欲を誘う。〆はラーメンを入れてトムヤムクンラーメンに。パクチーは追加オーダーすれば大盛りも可能だ。
「パクチーが流行しているなか、パクチー初心者や苦手な方にもおいしく召し上がっていただきたいとスープのブレンドにこだわりました」と西村店長。友達や仕事仲間との飲み会から恋人同士のデートまで、シーンを選ばず楽しんでほしいとのこと。
カラフルな素材やスープで、どの鍋も思わず写真に撮りたくなるはず。この冬は南国鍋で、仲間とパワーチャージしてみては?
※価格は特記がないかぎり税抜です