春巻きも出る中華風! シンガポールスタイルのハイティー

 今年2月、日本に上陸したシンガポールの人気カフェ「tcc Café & Restaurant 銀座店」では、8月からシンガポールスタイルのアフタヌーンティー「ハイ・ティー」の提供をスタート。20代後半~50代後半まで幅広い層の女性から人気を集めている。

 「ハイティーはシンガポールで生まれたアフタヌーンティー。春巻き、北京ダック風花巻サンドなど、エスニックな風味とスイーツ&フルーツがマッチした、ほかにはない魅力があるメニューです」と同店を運営するユニコ・ジャパン・インターナショナルTCC事業部ゼネラルマネージャーの関泰信さんは話す。シンガポールのハイティーは、イギリス式にアレンジされた飲茶(ヤムチャ)ともいえるし、中華風にアレンジされたアフタヌーンティーともいえるだろう。

「ハイ・ティー」(2人様より3900円 ※2人分の価格、1人追加料金は1950円)。13:00~17:00まで提供。
「ハイ・ティー」(2人様より3900円 ※2人分の価格、1人追加料金は1950円)。13:00~17:00まで提供。

 3段トレーの1段目にはハイティーの特徴である中華系の食材を使用した春巻き2種や北京ダック風花巻サンド、それに西洋色も取り入れたアランチーニ(ライスコロッケ)やキッシュなどが並ぶ。2段目には、自家製ブラウニーにフルーツタルト、フランボワーズのムースやベイクドチーズケーキキャラメルソースがけと、鮮やかなスイーツが勢ぞろい。最上段にはアジアン・フルーツの代表ともいえる「ドラゴンフルーツ・ボート」が美しく盛り付けられている。

 飲み物はフレンチプレスで淹れた紅茶、またはサイフォンで淹れた自慢のシングル・ビーン・コーヒー(いずれも2杯分)を選べる。現地シンガポールでも超ポピュラーなハイティー文化を、ぜひ銀座で味わってみては?

店内はカジュアルな雰囲気。窓際の席なら、銀座の人通りを眼下に見ながら午後のひと時を過ごせる。
店内はカジュアルな雰囲気。窓際の席なら、銀座の人通りを眼下に見ながら午後のひと時を過ごせる。

パスタも食べられるイタリアンハイティー

 最後はイタリアンスタイルのアフタヌーンティー。東京・浜松町の「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」では、今年6月から「イタリアンダイニング ジリオン」にて、イタリアンスタイルの「イタリアン ハイティー」を提供している。

アンティパストミスト、スープ、パスタ、ドルチェが付いたイタリアンハイティーを通年メニューとして提供(平日3333円、土日祝3833円、税別・サービス料12%別)。14:30~16:30。席は2時間制。
アンティパストミスト、スープ、パスタ、ドルチェが付いたイタリアンハイティーを通年メニューとして提供(平日3333円、土日祝3833円、税別・サービス料12%別)。14:30~16:30。席は2時間制。

 こちらのコース、なんとロゼスパークリング1杯付き。乾杯のあとは、おしゃれなイタリアンアンティパスト(前菜)から始まり、季節のスープやシェフ自慢の選べる生パスタ、フォカッチャとスコーン、そしてイタリアンドルチェ(デザート)というコース仕立てのメニューになっている。

 「イタリアンなので、チーズを多用したメニュー構成にしました。自家製のリコッタチーズをアンティパストに取り入れるなどしています。2カ月ごとにメニューが変わるので、四季を感じ、味わっていただきたいです」とメニューを考案した阿部料理長も自信たっぷりだ。

 ロゼスパークリング1杯が付いて、3333円(土日祝は3833円 税別・サービス料12%別)というコストパフォーマンスの高さも話題。ゴージャスプラン(平日・土日祝ともに5000円、税別・サービス料12%別)にすると、イタリアのミネラルウォーター「アクアパンナ」で作ってくれる紅茶も楽しめる。食事もしっかり楽しめるので、アフタヌーンティーとしてはもちろん、遅めのランチなど、いろいろな使い方ができそうだ。

「イタリアンダイニング ジリオン」のラウンドテーブルエリアで提供される。とてもスタイリッシュな空間!
「イタリアンダイニング ジリオン」のラウンドテーブルエリアで提供される。とてもスタイリッシュな空間!

 以前に比べてより気軽に、よりいろいろな楽しみ方ができるようになっているアフタヌーンティー。たまには非日常な空間で、時間を忘れて女子同士のおしゃべりに華を咲かせてみては?

※メニューは季節によって異なる場合があります。価格は特記がない限り税抜です。

取材・文/GreenCreate