あなたにとって「ポップコーン」とは? 子供の頃から慣れ親しんでいるおやつ? 映画のお供? パーティーのスナック? 最近は、東京・原宿界隈でポップコーン専門店が相次ぎ出店、グルメ系ポップコーンが話題を集めている。小売店で目にする袋詰めポップコーンのフレーバーが多彩になっているのも最近の傾向だ。今回は、そんなポップコーン37種類を取り寄せて、食べ比べてみた!

みんなでわいわい食べたい、グルメポップコーン!

 ポップコーンといえば、子供の頃からおやつとして慣れ親しんでいる人も多いだろう。また、映画のお供としてカップいっぱいに盛られたポップコーンを食べるのが定番という人もいるのでは? さらにここ数年、海外からも専門店が続々と進出していることは、以前の「海外上陸店続々! グルメ化するポップコーン」でもご紹介させていただいた。2013年、アメリカ・シカゴ生まれの「HillValley」が初上陸したことを皮切りに、グルメ系ポップコーンの勢いが今も続いていて、特に東京・原宿界隈は、ポップコーン専門店が集中して店舗を構えている。

 専門店が身近な存在になっていく中で、ポップコーンのトレンドにも変化が出てきた。フレーバーが多様化し、形状も2分化されている。ひとつは、ポップコーンが開いた状態で蝶の羽を広げたような形の「バタフライタイプ」。スーパーや娯楽施設などで販売されている昔からなじみのある形だ。もうひとつは、主に専門店でみられるキノコのような丸形のもので「マッシュルームタイプ」という。ポップコーンに使われるトウモロコシは「爆裂種」という品種で、小さく細い粒がバタフライタイプになり、太めの粒がマッシュルームタイプになる。

 今回は、そんなポップコーン37種類を食べ比べ、BEST3を選出。今や定番のフレーバーとなったキャラメルやチーズをはじめ、カフェタイムが楽しくなるスイート系やアルコールにも合うちょっと大人な味も揃えた。(※価格は特記がない限り税抜)

スーパーやコンビニなどで手軽に入手できるメーカー商品もあれば専門店のポップコーンも。価格も手軽に買える100円の商品からパーティーにも便利な1ガロン(約3.8リットル)2900円の商品まで幅広くラインナップ。
スーパーやコンビニなどで手軽に入手できるメーカー商品もあれば専門店のポップコーンも。価格も手軽に買える100円の商品からパーティーにも便利な1ガロン(約3.8リットル)2900円の商品まで幅広くラインナップ。

 審査員は飲食関係の仕事に就くメンバー4人。ポップコーン愛好者もいれば、意識して食べてはいないが気になる商品は多い、という意見の人も。味はもちろん、価格や内容量などを総合的に審査した。

中川あやさん/タベルノモデザイン 代表
大学卒業後、大手内装デザイン・施工会社にて文化空間事業部にて、科学館、子供施設のデザイン・設計に携わる。その後飲食店設計部に異動後、都内飲食店舗のデザイン・設計・ディスプレイコーディネート・立地調査、メニューグラフィックデザイン等を行う。2014年2月よりフリーランスとして活動開始。
北本祐子さん/トレンドライター
出版社勤務をしながら、2000年よりデザート番長としての活動を開始。2008年にフリーランスとなり、新聞・雑誌・Web媒体などで新商品や新規店舗オープンなど、最新のトレンドに関する取材・執筆を行う。著書に『がんばる私にごほうびスイーツ』(大和書房刊)。
岩本留里子さん/ビジネス フード ファン 代表
大手食品企業での管理部門経験を活かし、レストラン経営やメニュー開発のアドバイスを行う。飲食に携わる人材育成にも力をいれ、ジャパン・フードコーディネーター・スクールの講師も務める。子供を対象にした食育レッスンも好評。
伊能すみ子さん/フードアナリスト
民放気象番組ディレクターを経て、調理師専門学校を卒業。アジア料理を得意とし、旅をしながら食の楽しさを探求する。アジア観光、食文化などの執筆、講師を務めるほか、テレビの情報番組では飲食店トレンドや食材の活用法の提案をするなど、幅広く活動中。

 まずは、おやつにぴったりのおなじみの味からチェック!