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15歳で母が父を殺害 でも「トラウマに支配されない」

2016年6月18日

シャーリーズ・セロン主演・製作による映画「ダーク・プレイス」

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 こんにちは。「女子による女子のための映画DVDガイド」の映画ライター・清水久美子です。

 子どもの頃に体験したことは、今の自分にどのくらい影響を及ぼしているでしょうか? 特に家族にまつわることは、忘れていても何かのきっかけで記憶がよみがえって、知らず知らずのうちに、大人になってからの行動に影響が表れているかもしれません。

 オスカー女優のシャーリーズ・セロンは、15歳の時に壮絶な体験をしたそうです。それは、酒に溺れて暴力的だった父親から家族を守るため、母親がシャーリーズの目の前で父親を射殺したという衝撃の体験です。そんなシャーリーズが、自身の過去と重なるような役柄で新作映画に主演しています。大ベストセラー小説『ゴーン・ガール』(映画紹介記事・「結婚相手のことを理解しているようで、実は何も分かっていなかったら?」)の著者ギリアン・フリンによる『冥闇』が原作の映画「ダーク・プレイス」です。

 28年前に起こった家族3人の殺害事件。母親と長女と次女が殺され、中学生だった長男が犯人として逮捕されたけれど、生き残った8歳の三女による目撃証言が兄の逮捕の決め手となった、という内容の映画。家族を全て失い、心の傷が癒えないまま成長した三女リビーを演じているシャーリーズは、「過去のトラウマが何らかの形で今の私を作り上げていると思っているわ。だからこそ、この作品に強く引かれたの。私は今、トラウマに支配されることはないわ。怒りや苦しみの感情に、長い時間をかけて向き合ったの。自分自身の人生に重ねて、この役には共感できる部分がたくさんあったわ」と語っています。

 今回は、主演だけではなく、プロデューサーも務めたシャーリーズのオフィシャルインタビューをお届けし、その後に映画のストーリーを紹介したいと思います。

シャーリーズ・セロン(主演・製作)
1975年、南アフリカ共和国生まれ。2003年の「モンスター」でアカデミー賞・主演女優賞を受賞。自身の映画製作会社デンバー・デリラの代表を務めており、国連平和大使でもある。主な出演映画に「ディアボロス/悪魔の扉」「サイダーハウス・ルール」「スタンドアップ」「ハンコック」「ヤング≒アダルト」「スノーホワイト」「プロメテウス」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「スノーホワイト 氷の王国」などがある。

――原作者であるギリアン・フリンについて教えてください。

 「彼女のスタイルが、もともと好きだったの。今回、送られてきた脚本を読んで、とても気に入って、出演を決めてから原作を読んだのよ」

――どの時点で、製作にも参加することになったのですか?

 「最初から出演と製作の両方をオファーされたの。不思議だったわ。これまで、さほど製作の仕事をしてきたわけじゃないから。でも、この作品に関しては、製作と芝居の両方をやりたいと思ったの」

――演技と製作の仕事のバランスはうまくとれましたか?

 「何かを作り出したという満足感を持って、一日を終わることができた作品だった。それに、女優としての私は、かなり助けられたと思うの。トレーラーで待機していると、いろいろと考え過ぎてしまうから、感情を発散したくなることがあるのだけれど、今回は製作の仕事に時間を費やす必要があったから、考え過ぎることに振り回されずに気持ちを切り替えることができて、かえって良い演技ができたと思うわ」

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Profile
清水 久美子
清水 久美子(しみず くみこ)
メーカーでOLとして働きながら、夜は音楽雑誌の編集部でアシスタント業務をこなす。メーカー退職後は、パソコン誌の編集部に就職し、その後フリーライターに。ペット雑誌、医療誌、主婦向け雑誌、タウン誌などで執筆を重ね、最も好きなジャンルであるエンターテインメント、海外ドラマ・映画・音楽の記事を主としたライターへと転向。雑誌「SCREEN」「日経エンタテインメント! 海外ドラマSpecial」や、WEB「日経DUAL」「TVグルーヴ・ドット・コム 清水久美子のライターズ・プレイス」「クランクイン!」などにて執筆中。
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