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大人の男の色気に釘付け 玉木宏さんの魅力に迫る

2016年6月4日

映画「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」主演 インタビュー

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 こんにちは。「女子による女子のための映画DVDガイド」の映画ライター・清水久美子です。

 NHK連続テレビ小説「あさが来た」でヒロインの夫を好演し、人気を博した玉木宏さん。玉木さんの麗しいルックスと美声が、ミステリーの巨匠・島田荘司さんの眼鏡にかない、まだ誰も演じたことのなかった、島田さんによる人気シリーズに登場する名探偵・御手洗潔役に抜てきされました。

 和製シャーロック・ホームズとも称される脳科学者の御手洗潔。彼が難事件を次々と解決する小説シリーズの初の映画化作品「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」に主演した玉木さん。公開にあたって、玉木さんにインタビューし、映画について、そして仕事に対する考え方などをたっぷり伺ってきました! (映画の作品紹介はインタビューの後に掲載してあります)

玉木宏
1980年1月14日生まれ、愛知県出身。2001年の映画「ウォーターボーイズ」で注目を集め、2006年のTVドラマ「のだめカンタービレ」で人気を不動のものに。主な出演作に、映画「雨鱒の川」「変身」「ただ、君を愛してる」「真夏のオリオン」「MW―ムウ―」「大奥」「聯合艦隊司令長官 山本五十六」「すべては君に逢えたから」「曹操暗殺 三国志外伝」「幕末高校生」「神様はバリにいる」、TVドラマ「NHK連続テレビ小説『こころ』『あさが来た』」「NHK大河ドラマ『功名が辻』『篤姫』『平清盛』」「氷壁」「鹿男あをによし」「ラブシャッフル」「砂の器」「桜ほうさら」「残念な夫。」「天才探偵ミタライ~難解事件ファイル『傘を折る女』~」などがある。

――御手洗潔(ミタライ・キヨシ)は人気シリーズに登場する有名な名探偵ですが、彼を演じるのは玉木さんが初めてで、原作者の島田荘司さん直々のご指名ですよね。演じることが決まった時、どう思われましたか?

 「非常にありがたいと思いました。確かにプレッシャーはありましたが、それに押しつぶされると前に進めなくなってしまうので、島田さんとお話をさせていただいて、島田さんがOKしてくださって、喜んでくださるなら、という思いで撮影に臨みました。後から企画が立ち上がったTVドラマ版(『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」』)が先に制作されたので、今回の映画版では初めてミタライを演じた時ほど強いプレッシャーを感じずに演じられました」

――島田さんも、原作ファンも、ミタライ役を玉木さんが演じることを絶賛しています。なぜ絶賛されるのか、ご自身で分析してみていただけますか!?

 「(照れながら)何とも言えないですねぇ。それは、みなさんが判断することですし。ただ、ビジュアルに関して言うと、漫画化された時のミタライに寄せてみました。小説のイメージは、それぞれが抱くものだから、全ての人が納得できるとは思いませんが、映像化する際にみんなで考えて納得した形が今回のビジュアルなので、そこは自信を持っていこうかなと思います」

――玉木さんご自身は、ミタライとの共通点を感じることはありますか?

 「ミタライはちょっと人間離れしている、完璧で無駄なものを全部排除したようなキャラクターなので、共通点を探して演じることはしなかったんですが、役に近づいていこうとはしました。とても追いつけるような人物ではないですけどね(笑)。島田さんにお会いした時に思ったのは、ミタライの生みの親である島田さんから、ミタライのイメージを感じることがありました」

――ミタライは感情を表に出さない天才という設定です。難しいセリフが多い中で、そこに感情を込めて話せないのは大変だったと思うのですが、いかがでしたか?

 「そう、大変なんですよ~(笑)。ただ、彼はすごくサディスティックな感じがするのですが、実はちょっと優しい面もあって、そこが唯一の人間らしい部分なので、彼の優しさを心で感じながら演じました」

――ミタライは感情をあらわにしない一方、ほかの登場人物たちは切ない人間ドラマを繰り広げますよね。そこが本作の魅力の一つだと感じました。

 「僕も、原作を読んでいて好きだったのが、小坂井(要潤)のくだりでした。映画の中ではどうなるんだろうと思っていたけれど、僕は撮影がないパートだったので、完成を楽しみにしながら、試写を観ました」

――TVドラマ版と映画版は続けて撮影されたのですか?

 「いや、結構間が空いていました」

――映画の撮影の最後の方は、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の撮影と重なっていたと伺いましたが、全くタイプの違うキャラクターを同時進行で演じるにあたって、どんなことが大変でしたか?

 「『探偵ミタライ~』の撮影の終盤と『あさが来た』のクランクインのタイミングが重なったんですが、クランクインの時期って気持ち的に割と大変なんですね。自分がどう演じるかとか、まだいろいろなことが決まっていない段階なので。だから、重なったのはやっぱりちょっときつかったかな。僕は一つのことしかできないタイプなので……。でも、現場に入ればやるしかないという状況になるので、なんとかやれました(笑)」


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Profile
清水 久美子
清水 久美子(しみず くみこ)
メーカーでOLとして働きながら、夜は音楽雑誌の編集部でアシスタント業務をこなす。メーカー退職後は、パソコン誌の編集部に就職し、その後フリーライターに。ペット雑誌、医療誌、主婦向け雑誌、タウン誌などで執筆を重ね、最も好きなジャンルであるエンターテインメント、海外ドラマ・映画・音楽の記事を主としたライターへと転向。雑誌「SCREEN」「日経エンタテインメント! 海外ドラマSpecial」や、WEB「日経DUAL」「TVグルーヴ・ドット・コム 清水久美子のライターズ・プレイス」「クランクイン!」などにて執筆中。
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