こんにちは。「女子による女子のための映画DVDガイド」の映画ライター・清水久美子です。
昔から映画が好きで、当連載でもさまざまな作品を紹介していますが、久しぶりに“人生のベスト映画”になりそうな作品と出合ったので、今回はそのイチオシ映画「オデッセイ」を紹介します。
もしも、「もう絶対にダメだ。死んだ方がマシ」と思うほどの困難な状況に陥った場合に、知恵とポジティブな考え方で乗り切る人がいたら、本当に尊敬するし、その人の“サバイバル術”をぜひ聞いてみたいですよね。「オデッセイ」に登場する主人公は、まさにそんな人なんです。今回は思い切って先に言っちゃいますが、この映画を観ると、すごく前向きになれますし、心の底から良い気分を味わえるので、どうか時間を作って観てみてください!
メリッサ・ルイス船長(ジェシカ・チャステイン)の指揮のもと、有人火星探査ミッション<アレス3>の任務に参加したマーク・ワトニー(マット・デイモン)。彼は、突然吹き荒れた猛烈な嵐によって、吹き飛ばされて行方不明になってしまいます。
任務中止になり、撤収を余儀なくされたチームは、ワトニーを必死に捜索しますが、彼は見つからず、死亡したと判断されてしまいます。
ところが、ワトニーは奇跡的に生きていました。