ワックスを根元に付けるのは厳禁。毛先を中心に少しずつなじませる

 スタイリング剤を付け過ぎるとただのベタベタな髪になってしまったり、足りないとパサつきが出てしまったり……。ウェットヘアを成功させるにはいくつかのポイントがあります。

(1)ワックスは少量ずつ足していく

 ワックスを取り、体温で温めながら、指先全体になじませておく(手のひらには付けない)。髪の毛の左右の片側で、下写真の量が目安。毛先を中心になじませたら、反対側も同量のワックスを手に取ってなじませる。髪の根元には付けないこと。一気に全量のワックスを付けるとムラになるので、少量ずつなじませるのがコツ。

髪の毛の片側でこれくらいの量が目安
髪の毛の片側でこれくらいの量が目安

(2)手ぐしでなじませて束感を出す

 毛束の真ん中から毛先に向かって、手ぐしを通すようになじませる。手ぐしは表面からだけでなく、内側からも通して、ワックスを髪の毛の内側にもなじませる。

内側からも手ぐしでなじませていく
内側からも手ぐしでなじませていく

(3)両手でもみ込む

 両手で毛先をくしゃっともみ込んで、ふんわりと立体感を出す。

毛先をつかんでくしゃっともみ込む
毛先をつかんでくしゃっともみ込む

(4)前髪は最後に

 仕上げに、手に残った分のワックスで、前髪の半分から毛先までをつまんで束感を作る。根元には付けない。

前髪は、根元にはワックスを付けないのがポイント
前髪は、根元にはワックスを付けないのがポイント

(5)トップを立ち上げて完成

 トップの部分の分け目がぱっくりと分かれないように、根元の部分をつまんで引き上げ、ふんわりとさせたら完成。

before
before
パサパサ感が目立つダメージヘア
after
after
髪全体が潤って見え、髪も毛先までヘルシー
ほどよい毛束感でまとまった印象に
ほどよい毛束感でまとまった印象に