社会人になってから、デジタルでスケジュール管理を行っていた編集Kが、紙の手帳に挑戦。初めは面倒に感じていたようですが、本特集「仕事の悩みが解決する手帳術」監修者の伊庭正康さんのメソッドを取り入れた結果、「私、紙の手帳を一生使います」と言い出しました。一体何があったのでしょうか?

デジタルから紙へ 編集Kの手帳体験記

 8月某日。本特集「仕事の悩みが解決する手帳術」の担当者の一人に任命されました。

 この際なので正直に申し上げますと、社会人になってからはデジタルのカレンダー一筋でした。手帳特集の担当なのに、「紙の手帳は使っていません」というのではいけないと思い、数年ぶりに使ってみることにしました。

A6のこちらの手帳を使ってみようと思います
A6のこちらの手帳を使ってみようと思います

1週間使ってみた結果は?

 日常的に使っていたものが変わったため、なかなか慣れることができません。使い始めて1週間で感じた不便な点は下記です。

・手帳を持ち歩かなければいけない
 以前はスマホ一つで済んでいたので、荷物が増えてしまいました。

・定期的な予定を毎回書き込まなければいけない
 デジタルだったら、毎週・毎月の決まった予定は、全て自動で入力できるのに……。

・予定が決まったら、手帳を取り出して開かなければいけない
 これまでは、スマホで日程調整のやり取りをして、確定したらそのままスマホのカレンダーに書き込めました。しかし、紙の手帳の場合は、「手帳を出して開く」という手間が増えます。家でくつろいでいるときや、満員電車の中などで、特に不便を感じました。

・朝起きてすぐに予定が確認できない
 毎朝、目覚まし時計として枕元に置いているスマホで、その日の予定を確認するのが日課となっていました。しかし、紙の手帳の場合、起き上がって机の場所まで行き、手帳を開かなければいけません。

 ああ、面倒臭い……。

 実はこの頃、「手帳特集の担当が終わったら、またデジタルでスケジュール管理をしよう」と考えていました。この後に「紙の手帳を一生使うぞ」と思うことになるとは、想像もしていなかったのです。