前回「朝のひと手間で「毛穴レス肌」が持続するプロのスゴ技」に続き、毛穴悩みを解消するメイクテクニックをご紹介します。今回は、日中のメイク直し術です。前回紹介した朝のひと手間でかなり崩れにくくなりますが、ランチタイムにお直しをしておけば、1日中毛穴レスな肌をキープできるそう。今回もヘアメイクアップアーティストの菊地身季慧さんに教えてもらいました。

重ねれば重ねるほど毛穴は目立つ

 みなさんはどのようにメイク直しをしていますか? あぶらとり紙やティッシュでテカリをおさえたあと、パウダリーファンデーションやルースパウダーを重ねて直す人が多いのではないでしょうか?

 実はこの方法だとキレイに仕上がりません。崩れたファンデーションの上にそのまま塗り重ねるとどうしても厚塗りになり、かえって毛穴を目立たせてしまうからです。この場合、皮脂で崩れたファンデーションを一度落としてしまうのがキレイに仕上げる近道。

メイク直しはブラシ使いが正解

【基本のメイク直しのやり方】

(1)ベタつく部分の皮脂をティッシュでおさえます。あぶらとり紙は皮脂を取り過ぎてしまうので、ティッシュがおすすめ。

(2)左右の頬にそれぞれパール1個大の保湿乳液を置き、頬や鼻など毛穴が気になる部分になじませます。崩れてしまったファンデーションをクレンジングでき、同時に保湿もできます。乾燥毛穴や開き毛穴、たるみ毛穴、ライン毛穴は、保湿をすることで目立ちにくくなります。

(3)使い捨てのスポンジで乳液をトントンとなじませます。

(4)パウダリーファンデーションをブラシに3回くるくると含ませ、手の甲でトントンと3回払います。頬にブラシを置き、くるくると動かして肌を磨くように顔全体にファンデーションをつけます。

■おすすめのファンデーションブラシ
■おすすめのファンデーションブラシ
ファンデーション ブラシ131(専用ケース付き) 1800円(税別)/資生堂
【ポイント!】
乳液をなじませることでクレンジング&保湿が同時に完了。ファンデーションをブラシでつけると、薄づきで毛穴をキレイにカバーできます。

 オイリー肌の人は、(2)の乳液のステップを省きます。ティッシュオフ後にスポンジで軽く叩いて崩れたファンデーションを吸収させたら、あとは同じようにファンデーションをブラシでつけましょう。