毛穴ケアの極意2:指で絞り出すのはNG

 毛穴の詰まりをニュルニュル~と絞り出すと目に見えてキレイになりますよね。実際、読者アンケートでも「自分で押し出している」「剥がすタイプのパックを多用していた」という声も。ついやってしまいがちですが、これもやはり逆効果のNGケア。

 「皮膚は刺激をくわえると、余計に皮脂を出そうとする性質があります。毛穴汚れを絞り出したり、剥がすタイプのパックを習慣化すると、テカリ・開き・詰まりがますます起こりやすくなります。また、次第に色素沈着をおこして赤黒くなってきます」(古屋さん)

 無理に角栓を押し出すと肌を傷つけるだけでなく、「押し出す → 余計に皮脂が出る → すぐに汚れがたまる → また押し出す」というイタチごっこになってしまうのです。

極意3:毛穴のリセットは日々の洗顔で「じっくり」取り組む

 毛穴の角栓の正体は、皮脂や古い角質、日々の洗い残しなどが混ざり合ったもの。そのまま放置すると、時間とともに酸化して黒く固くなり、ますます取りにくい状態になるので、早めに手を打つことが肝心です。

 「日々の汚れをきちんと落として汚れを溜めないことがポイント。日焼け止め&パウダーなどの軽いメイクならクリームやミルクタイプ、ウォータープルーフのファンデーションならオイルタイプと、メイクに合ったクレンジングを選ぶというのも効果的です。洗顔料はキメ細かな泡を立てて、皮膚をこすらないよう洗うのが基本です」(古屋さん)

毛穴のリセットは日々の洗顔で「じっくり取り組む」 (C) PIXTA
毛穴のリセットは日々の洗顔で「じっくり取り組む」 (C) PIXTA

 次ページでは、この基本ケアにプラスして、効果が出やすい毛穴ケア専門のポアリスト直伝のテクニックを紹介します。