働く女子の毛穴連載、今回からいよいよ正しい毛穴ケアのやり方をご紹介する実践編がスタート。前半・後半に分けてお届けします。

 黒い角栓が目立つ毛穴も、開き毛穴も、たるみ毛穴も、実は基本のケアは共通しています。(毛穴の種類は「働く女性の毛穴トラブルは9タイプ あなたの毛穴は?」をご覧ください)

 それは、「毛穴にたまった汚れを肌に負担をかけずにリセットしたあと、しっかり保湿をする」ということ。

毛穴ケアの極意 意外と間違えている人が多い (C) PIXTA
毛穴ケアの極意 意外と間違えている人が多い (C) PIXTA

 当たり前のケアのように思いますが、意外と間違えている人が多いとか。引き続き、美容皮膚科タカミクリニックの美容皮膚科医・本田えりさんと、毛穴ケア専門店「ポアレスラボ」のポアリスト・インストラクターの古屋てる実さんにお聞きします。

毛穴ケアの極意1:市販の毛穴専用コスメに頼り過ぎない

 角栓を溶かし出すクレンジングや、スクラブ入り洗顔料、ゲル状のピーリングなど、世の中には毛穴詰まり解消を謳ったコスメが溢れています。なかには、消しゴムのようにこすって落とすものまで…。これらを使えば使うほど毛穴はきれいになるのでしょうか?

 答えはNO。

 「毛穴専用コスメで積極的にケアをしている人ほど、毛穴悩みを悪化させているケースが多いです」と話すのは、美容皮膚科タカミクリニックの本田えりさん。