責任あるポジションを任されるようになり、仕事の楽しさを感じると同時に、ストレスも抱えてしまいがちなウーマンオンラインの読者世代。ときには、プライベートよりも仕事を優先させてしまう、なんてこともあるかもしれません。
こうしたストレスは毛穴トラブル悪化を招く要素のひとつ、と話すのは美容皮膚科タカミクリニックの美容皮膚科医、本田えりさん。
「ストレスによるホルモンバランスの乱れは皮脂分泌を増やし、さまざまな毛穴トラブルの原因となります」
ストレスは皮脂分泌を過剰にして毛穴トラブルを招く
働く女子なら思い当たるフシがあるのでは?残業が続くと、いつもよりもTゾーンが脂っぽくなったり、メイクが崩れやすくなったり、ときにはニキビも出現したり…。これは、ストレスによって皮脂が過剰に分泌されることで起きているのかもしれません。
そして、毛穴レベルでは、皮脂が過剰に出ることで毛穴が押し広げられて開いたり、角栓がたまったり、黒ずみなどが起こります。
「生理前は黄体ホルモンの働きが活発になるため、皮脂が活発に分泌されて、ニキビができやすいことが知られていますよね。実は、皮脂はストレスによっても過剰に分泌されるのです。ストレスが続くと自律神経のバランスが乱れて、脳下垂体から副腎皮質ホルモンが多量に分泌されます。それによって、男性ホルモンの分泌が高まって皮脂が増え、毛穴トラブルの原因となります」(本田さん)
ストレスによって私たちの毛穴に“男性化”が進んでいたとは驚きです!
飲み会や接待も毛穴トラブル悪化の原因の一つ
本田さんによると、毛穴トラブルは食生活でも大きく左右されるそう。
「動物性脂肪の多い食事や甘い物、アルコールも皮脂分泌を活発にする要因の一つです。こうした偏った食生活が続くと、皮脂が過剰に出て、普段よりも毛穴が詰まりやすくなったり、詰まった角栓が黒ずむことが考えられます」
飲み会や接待など、お付き合いの外食が多い働き女子は、皮脂分泌が過剰になる条件がそろっていたのです。