20代後半・30代以降は「たるみ毛穴」、冬は「おこもり毛穴」に注意!

 これまで紹介した毛穴トラブルは皮脂が原因で起きるもの。ここからは、ハリ・弾力の低下などで起きる毛穴トラブルをご紹介します。

皮膚を軽く持ち上げたら消える

(7)たるみ毛穴

 コラーゲンやエラスチンが変性して弾力が低下すると、毛穴を支えることができず、陥没して広がります。前述の脂性毛穴は開いた毛穴が丸い形ですが、たるみ毛穴は楕円形なのが特徴。皮膚を軽く上に持ち上げると目立たなくなります。

◆対策)水分補給・エイジングケア
◆出やすい場所)小鼻に近い頬

毛穴同士がつながって溝ができる

(8)ライン毛穴

 さらに肌弾力が低下すると、毛穴同士がつながって溝になります。進行すると小ジワに進んでしまいます。

◆対策)ハリや弾力を高めるケア
◆出やすい場所)

角栓が覆われて一見毛穴レス

(9)おこもり毛穴

 乾燥シーズンに起こりやすいトラブル。ターンオーバーが遅れて、自然に剥がれ落ちずに残った古い角質が毛穴をふさいでいる状態。一見よくわかりにくいが、見えない部分に角栓がたまっているので、触るとごわついているのが分かります。

◆対策)肌代謝促進
◆出やすい場所)頬、顎、眉間

 みなさんの毛穴は9種類のどれかに当てはまりましたか?

 次回は、働き方別に見た毛穴トラブルの傾向、毛穴を悪化させるストレスについて紹介します。

文/中島夕子 画像提供/ポアレスラボ

古屋てる実さん

「ポアレスラボ」 ポアリスト・インストラクター
15万人もの毛穴を見てきた毛穴ケア専門店「ポアレスラボ」で、毛穴専門エステティシャン(=ポアリスト)を育成するインストラクター。一人ひとりの毛穴状態に合わせた適材適所のケアで、毛穴トラブルに悩む人を救う毛穴の専門家。