「できること」を増やし自信をつけてから転職!

※現在の斎藤さんの部署・役職は、エストドック事業部 マーケティングチーム責任者よりCreative Lab.マーケティングチーム リーダーになりました。Creative Lab.(クリエイティブラボ)は、すいている内科の検索アプリ<a href="http://www.sokumite.com/" target="_blank">「ソクミテ」</a>など医療・福祉関連のITサービスを新規で創りあげていくクリエイティブ人材が集まった部署です。
※現在の斎藤さんの部署・役職は、エストドック事業部 マーケティングチーム責任者よりCreative Lab.マーケティングチーム リーダーになりました。Creative Lab.(クリエイティブラボ)は、すいている内科の検索アプリ「ソクミテ」など医療・福祉関連のITサービスを新規で創りあげていくクリエイティブ人材が集まった部署です。

 新卒で経営コンサルティング会社に入社し、主に新規顧客開拓の営業に携わっていた斉藤優子さん。財務や会計、一般的な保険の知識を独学で身に付け、新規事業の立ち上げにも関わった。

 転職の転機となったのは、社会人1年目に父親が突然がんで他界したこと。医療業界の閉塞性を感じ、「この業界を変えたい」という思いが芽生える。そんなときに営業先で出合ったのが、医療ITベンチャーのエストコーポレーションだった。

 同世代の社員が第一線で活躍している社風に強く引かれ、「いずれここで働きたい」と思う一方、「何もできない状態では転職したくない」と、コンサル業で実績を積むことを決意。2年越しでチームリーダーに昇進した頃、同社の求人告知を見つける。「『この会社の社風は自分に合う』と信じていたので、面接には“ありのまま”で臨みました」

 今は病院検索・予約サイト「エストドック」の事業部でウェブマーケティングを担当している。「将来的には起業して、世の中に軌跡を残せるサービスを提供したいです」


取材・文/新田理恵 写真/小野さやか

※日経WOMAN2014年11月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります