東京ミッドタウン(東京・港区)で12月1日(金)~3日(日)に開催された「WOMAN EXPO TOKYO 2017 Winter」。12月3日には、二人の専門家を招き「好印象を実現する『くちびる美人』の作り方 ~顔筋トレからなめらか質感リップメイク、印象アップな笑顔の心得まで~」が開催されました。ゲストはフリーアナウンサーの高橋真麻さん。女性の口元が好印象に見られるここだけの秘訣をご紹介します。

まずは土台から!「たるみ改善の顔筋トレ講座」

 アメリカで行われた研究で、美人の平均年収は普通顔の平均年収より8%も多いというデータが発表されました。しかし、そもそも美人とはどんな顔なのでしょうか。「女性は顔が9割」と語る歯科医師 兼 デンタル美顔プロデューサーの是枝伸子さんによると、ポイントは顔の下半分だそう。

美人かどうかは顔の下半分で決まるんだそう
美人かどうかは顔の下半分で決まるんだそう

 「何千人という患者さんの顔を許可を得て計測した結果、複数名の女優を含む芸能人と一般人で2つの大きな違いがあることが分かりました。1つ目は、フェイシャルプロポーション。眉から鼻までの距離を1とすると、芸能人群は0.85から0.95、一般人群は1をオーバーしていました。日本人は骨格的に1をオーバーするものだと言われていますが、芸能人は眉から鼻までの距離に比べて、鼻下からあごまでの距離が短いことが分かりました」と話す是枝さん。

歯科医師 兼 デンタル美顔プロデューサーの是枝伸子さん
歯科医師 兼 デンタル美顔プロデューサーの是枝伸子さん

 「2つ目は、リッププロポーション。こちらのほうがより美人度に影響があると考えています。顔の下半分の長さを1とすると、99%の芸能人が鼻下から上唇までの距離が3分の1以内に収まっています。一方、一般人は80%以上が3分の1をオーバーしていました。つまり、鼻の下が長くてのっぺりしているということです」(是枝さん)

 骨格や生まれつきの顔立ちによる影響もありますが、人によっては加齢とともに鼻の下が伸びたり、唇が薄くなったりする場合も。そのような悩みを解消する手段として是枝さんが推奨しているのが、モダイオラスマッサージです。

モダイオラスマッサージとは?
モダイオラスマッサージとは?

 「健康で若々しい、機能する筋肉が口元を支えていれば、唇は上に上がり、顔下半分が上がって見えます。すると、リッププロポーションが3分の1以内に収まっていなかった人でも、芸能人のように美しい口元に見せることが可能です」(是枝さん)

 モダイオラスマッサージは、まず右手の親指を口に入れ、左頬の内側から口角の横、ほうれい線の延長線上に当てるところからスタートします。次に人差し指を頬に当て、親指と人差し指で頬の肉を挟みます。そして30秒間上下に優しく揺らします(反対側も同様)。えくぼをつかんで揺らすイメージでマッサージを行い、口が動かしやすくなれば、筋肉が上手にほぐれた証だと是枝さんは話しました。

フリーアナウンサーの高橋真麻さんも顔筋トレを実践中
フリーアナウンサーの高橋真麻さんも顔筋トレを実践中

 続いての顔筋トレは、表情筋の方向に合わせてリフトアップするチークアップエクササイズ。まずは人差し指の腹を目じりの下に当て、この指を持ち上げるように頬を上に上げます。このまま「あ~」と発声。これを20回繰り返します。

 次に、人差し指を目頭に当て、この指を持ち上げるように頬の真ん中の筋肉を上に上げます。このまま「い~」と発声。これも20回繰り返します。

 最後に、人差し指を小鼻の脇に当て、この指を持ち上げるように鼻筋に沿った頬の内側の筋肉を上に上げます。このまま唇を前に突き出し「う~」と発声。これも20回繰り返します。

 2つの顔筋トレを体験した高橋さんは、アナウンスメントの練習とは異なる口元の動きに驚きながらも、顔の動きが軽やかになったのを実感。「お風呂でのリラックスタイムに実践していきたい」と笑顔で語りました。