ちょっとだけおしゃれに! パパッとできるポイントメイク

 ここからは、「もう少しだけ華やかさをプラスしたい!」というときに使えるポイントメイクを嶋田さんが伝授してくれます。

(1)キラキラ系のブラウンアイシャドウ

 クリームタイプのシャドウもこの秋冬は充実しているそう。シャイニーなラメの入ったブラウンのシャドウをアイホールの内側に入れていくと、ラメに光が反射してくすみ防止にもなるそうです。黒目の上のまぶたから塗り始めて、だんだんまぶたの上のほう、そして全体へとぼかしていくのがポイントです。

ラメ入りアイシャドウでくすみ防止
ラメ入りアイシャドウでくすみ防止

(2)目尻だけのアイライン

 この秋冬はヴィンテージ系のファッションや色合いがトレンドのため、ポイントカラーのアイラインにもダークブラウンをチョイス。「アイラインは全体に引かず、上まぶたの目尻だけにプラスします。そうすると、ハンサムな印象になりますよ。引くときには先端をあまりとがらせないほうが優しい印象になります」と嶋田さん。モデルの鈴木亜美さんは少しつった切れ長の目元なので、上方向ではなく横方向にアイラインを入れて印象を和らげました。

上まぶたの目尻だけアイラインをプラスするのがコツ
上まぶたの目尻だけアイラインをプラスするのがコツ

(3)ヴィンテージカラーのリップ

 ナチュラルカラーの口元も素敵ですが、さらに深みを持たせるならレンガ色のリップがおすすめだそうです。

「ツヤツヤしたものではなく、ハーフマットなリップで質感を重たく見せるのが今季の流行。輪郭をしっかり取らずに、自然な丸みを持たせるのがコツです」(嶋田さん)。

輪郭はしっかり取らずに、自然な丸みを持たせるのがポイントです
輪郭はしっかり取らずに、自然な丸みを持たせるのがポイントです

 そうして完成したモデルの鈴木亜美さんのメイクは、とってもナチュラルなのに洗練された知性と色気を醸し出す表情に! ダークカラーの洋服を着る機会も増える寒い季節は、レンガやボルドーなど、深みのある色合いを楽しむメイクも素敵ですよね。

 何より、ポイントメイクを際立たせるためのベースメイクが、嶋田さんの技とブリリアージュの下地を使えばあっという間に完成してしまうのがうれしいポイント! 寒い冬の朝でも時間をかけずに実践できる嶋田さん流メイク術、ぜひ皆さんも試してみてくださいね!

文/金澤英恵 写真/辺見真也

手間も技術も必要なし! 私たちの「美しい肌」 は簡単でなくっちゃ
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