(2)ベースメイク:ファンデーション

 下地が完成したら、次はファンデーションです。今回使用するのは、朝忙しい時間にも手早く扱えるパウダリーファンデーション。大きなフェイスブラシにたっぷりパウダーを付けて、円を描くように動かしながら顔全体にのせていきます。

フェイスブラシでパウダリーファンデーションを顔全体にのせていきます
フェイスブラシでパウダリーファンデーションを顔全体にのせていきます

 「下地には少しだけ明るめの色を使っているので、パウダーは首の色に合わせてややダークなトーンのものを使っていきます。今年の肌質のトレンドは、自然なしっとりとした艶感のあるハーフマットな肌なので、大きなブラシで顔全体の肌を磨くようにパウダーを密着させて、艶感を出していきましょう」(嶋田さん)

(3)ベースメイク:ハイライト

 パウダーの次には、ハイライトをブラシで入れていきます。今年はマット系の肌質がトレンドなので、パールが入っていないタイプを使用します。

パールの入っていないタイプのハイライトをブラシで入れていきます
パールの入っていないタイプのハイライトをブラシで入れていきます

 「秋冬には鼻筋、唇の先(上唇と鼻の間の溝)、あご先と顔の真ん中に入れましょう。次に、立体感を出すために眉骨の上の角と頬骨の角に入れます。眉下に入れると古臭いメイクになるので、そこは避けてくださいね」(嶋田さん)

(4)アイブロウ&チーク

 メイクの仕上げに描くことも多い眉ですが、顔全体のバランスを見るためにも、嶋田さんはぜひ先に眉を描いてほしいと言います。印象の方向性が決まる眉を描いた後には、チークを入れていきます。

ベースメイクが終わったら眉を描いていきます。トレンドは太眉
ベースメイクが終わったら眉を描いていきます。トレンドは太眉

「この冬も引き続き直線的な太眉がトレンド。カジュアルで若々しい印象を演出できます。太眉を描く際にはあまり濃い色は使わず、日本人になじみが良いイエローブラウンなどを使うといいですよ。チークは『いーっ』と口角を上げて笑ったときに、いちばん高くなる頬の頂点の少しだけ上の位置に入れます。そうすると、頬が上がって見えます」(嶋田さん)