婚活ビジネスに詳しいコンサルタントの西口敦さんが、恋愛を“戦略的に”とらえてアドバイスする恋愛リレキショのコーナー。ドラマ『東京タラレバ娘』の放送にちなんで、主人公・倫子が結婚するために必要なことを教えてもらいます!

前編はこちら → タラレバ世代よ、結婚式が決まるまで恋バナするな!

「日本の男はみんなロリコン」なの?

――序盤でショックなのが、ディレクターの早坂さん(30代)が倫子の事務所でアシスタントをしているマミちゃん(19歳)を選ぶこと。そのあと女子会で「日本の男はみなロリコン」なんて台詞も出てきますけど、男性はあのシーン、どう見ているんでしょう?

 ロリコンという言葉が適切かは置いといて、これは日本だけじゃなく世界共通です。今さらショックを受けることでもない。

 たとえば、ドナルド・トランプが2回目、3回目の結婚で同い年くらいの女性を選んでいますか? ジョージ・クルーニーはどうです? ドナルド・トランプの現在の奥さんは元スーパーモデルで20歳以上年下ですし、ジョージ・クルーニーの結婚相手は10以上年下の美人弁護士ですね。地位や資産のある人だからこそ本音が表れる。つまり、そういうことです。

あなたが憧れる男性の「花嫁」はどんな人? (C) PIXTA
あなたが憧れる男性の「花嫁」はどんな人? (C) PIXTA

――改めて言われるとショックですね…。

 ショックも何も、これが事実です。だから、逆に倫子も年上を狙えばいいんですよ。

――KEY(20代のモデル)にときめいている場合ではない、と。

 でも、女性は本能的にKEYみたいな男性を求めていますよね。一枚も二枚も上手で、自分の意見を持っていて俺様ドSな感じのイケメンをね。そして、極めて都合よく、こういう男が自分だけを見てくれることを期待してる。この手の男はモテるから、現実には複数の相手と付き合ったりしますよ。

――原作でも、コミックス2巻以降は不倫やセカンドという報われない恋愛のオンパレードです。

 そうでしょうね。なぜなら、セカンドに甘んじる方が、それなりにいい男と付き合えるからです。

――なんだかまた、つらくなる予感が…。