衣類や空間のメンテナンスも欠かせない

 そして秋冬はスーツやコートなどの重衣料がメインの時期。セーターやマフラーといったニット類も毎回洗濯するものではありません。

 残念なことにこれらはニオイを吸着しやすいという特徴まであります。本人は吸わなくても周りの人のタバコの煙にさらされたり、前日に行った焼肉屋でのニオイが吸着したりして、翌日に漂うなんてことは避けなくてはいけません。

お手入れをしていないと、ニオイが染みつきます (C)PIXTA
お手入れをしていないと、ニオイが染みつきます (C)PIXTA

 家に帰ったら、衣類スチーマーでニオイを除去するといいですね。高温のスチームならシワ取りと除菌もできて一挙両得ならぬ、一挙三得。時間がないときは、衣料用のスプレーでもいいです。

 よく知られているのが、パナソニックの衣類スチーマー「NI-FS470」(オープン価格)ですね。新製品で気になっているのがティファールの衣類スチーマー「アクセススチーム DR8085J0」(希望小売価格税抜き1万5000円)です。持ちやすく、大容量なのが便利そう。

 とにかく靴も衣服も、メンテナンスをしっかりすること。地道だけれど、このメンテナンスが確実にデオドラントになります。

 ニオイの吸着といえば、忘れてはいけないのが生活臭。他人の家に行くと独特なニオイがしますよね。あれがその人の家のニオイ。不快とまではいかなくても、何かしら違和感を覚えます。ソファや寝具に染みこんだニオイや、ペットのニオイ。生ゴミのニオイも生活臭に含まれます。

 空気清浄機やディフューザーなどを使って、生活臭をコントロールしましょう。お手頃価格で試しやすいのが、ニュージーランドのブランド・エコヤの「ミニ リードディフューザー レモングラス&ジンジャー」(税込2808円)。これなら各部屋に置けます。また、ドイツの「リナーリ ルームディフューザー オパール」(税込1万9440円)は高額ですが、その佇まいが美しいのでリビングなどに相応しいでしょう。