男性だって美容医療を受ける時代

 さて、ダムの決壊を招いてしまった男性が多い一方で、イマドキの若い男性たちは、スキンケアのスキルがとても高くなっています。洗顔後の保湿は当たり前、さらに各種の美容液を使い分けてエイジング対策もバッチリ。そしてほんの一部ですが、肌トラブルを隠すためのメイクさえしているんです。以前、ご紹介したようなまつ毛エクステに通うような男性が実際に増えてきているんですから(過去記事・「まつ毛ケアで営業成績UP」 美とシゴトの相関関係)、それもうなずけますね。

 さて、こういっては身も蓋もありませんが、こと肌に関して言えば「若さは絶対」です。若ければ若いほど、肌の状態はいい。ここだけは「若さ礼賛」がまかり通ります。赤ん坊の肌のあの内側からみなぎる生命感、潤いに満ち満ちていて、ふっくらとしたハリがありますよね。そこから年齢を重ねるにつれ、どんどんしぼんでいくことは間違いないのです。

頬の弾力と潤いに関しては、若さに勝るものはありません (C)PIXTA
頬の弾力と潤いに関しては、若さに勝るものはありません (C)PIXTA

 その老化の進行をなるべく遅くしようとするのが、エイジングケアコスメであり、美容医療です。せっかくいろいろなモノやコトがあるのですから、自分の状況に合わせて積極的に採り入れていってほしいと思います。だって、安易にをあきらめてしまったらそこで止まってしまう、否、肌に関してはより悪くなってしまうのですから。

 先日、とある男性誌で様々なエイジングケアの提案をしました。これ、10年前にはまったく考えられないことでして、「男がコスメ?」「男が美容医療?」なんて一蹴されていたことでしょう。しかし、ミドルエイジ対象の雑誌でも、そんな特集が組まれる時代です。

 ほら、だんだん女性達もうかうかしていられないと思い始めたのでは? あせる必要はありませんが、社会全体の美容意識が上がっていく中で、取り残されないように若いうちからきちんと情報収集をすることは必要です。