• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「自分でやったほうが早い病」、必ず治る方法はコレ

2017年11月22日

仕事を抱えすぎてパンク寸前! 回避するには

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

 10月より開始した新連載「じぶん働き方改革」。第2回の「作業の効率化が下手な3タイプ あなたがすべき対策は」では、「段取りベタ」、「標準化ベタ」、「優先順位ベタ」を改善することが残業を減らす鍵とお伝えしました。前回の記事「段取りが下手なAさんの1日を紹介 改善点はココ」でお教えした「段取りベタ」をつぶすための対策に続き、今回は「標準化ベタ」をつぶすためのコツについてお伝えします。

「標準化ベタ」に共通する3つの傾向

 仕事を抱えすぎてパンク寸前の方は、次の3つの問題点があります。

1.「自分でやったほうが早い病」に取り付かれている
2.探し物に多くの時間を取られている
3.マニュアルがないので同じ間違いを何度も繰り返してしまう

 上記の問題を解決するためには、自分一人で抱え込み過ぎないために正しい「標準化」の仕方を学ぶ必要があります。解決策に入る前に、まずは上記問題について詳しく見ていきましょう。

「自分でやったほうが早い病」の傾向と対策

 「自分でやったほうが早い病」とは、周囲に説明する暇があるなら自分でサッサと済ませたほうが速く終わると考え、仕事を抱える傾向がある人のことをいいます。頭の回転が速く、一匹狼的でスマートに仕事をこなすため、できる人と思われることが多いですが、自分がやっていることを相手に伝えたり、協力をお願いしたりするのは苦手です。

 このタイプは仕事が少ないときや自分ひとりで回る仕事をしているうちはいいのですが、チームプレーになったときや休みを取りたいとき、キャパオーバーして誰かに助けてほしいときに、今まで周囲に仕事の内容を説明していなかったツケが回ってきます。自分の作業を明文化できないため、複雑な仕事を一人で抱え込むことになりがちです。

「自分でやったほうが早い病」の対策 2ステップ

 「自分でやったほうが早い病」は次の手順で改善していきましょう。

1.「任せられる人のほうが優秀」と意識を変える
2.仕事の手順を明示化していく

 順番に説明します。

1.「任せられる人のほうが優秀」と意識を変える

 このタイプがなかなか人に仕事を頼めないのは、コミュニケーションに対する苦手意識の他に「自分がいることで仕事が回っている」と思いたいという隠れ欲求を持っていることが多いのです。自分が重要な人物だと思ってほしいがために、あえて自分の仕事をブラックボックス化しておくのです。

 しかし、今後、テレワークや兼業・副業といった柔軟な働き方が求められていく時代、今後は「自分がどのぐらい働いているか」を、毎日接することがない相手に適切にプレゼンする力がますます必要になってくることでしょう。「あの人は何をやっているか分からない」と思われることはリスクでしかありませんし、周囲の協力がないままいつまでも目の前の仕事を頑張っていても、自分のキャパ以上の仕事しかできません。「仕事ぶり」をどう表現するかに悩み、日々残業……となったら本末転倒です。

 コンサルティング先のある企業では、管理職になる条件の一つに、自分のスキルを独り占めにせずに相手に提供してチーム全体を底上げする能力を挙げています。このタイミングで、仕事を抱えない人間になったほうが身のためです。

2.仕事の手順を明示化していく

 もともとこのタイプは優秀な方が多いです。優秀であるために、「なんで私と同じようにできないの?」と周囲にイライラし、説明する暇が惜しくなり、先に手を動かします。これは裏を返せば、あなたのサッサと仕事をこなせる手順を明示化できたら、すばらしい育成マニュアルになる可能性があるということなのです。

 過去記事「提案すると「じゃあやって」 忙しくせずに実行する方法」で紹介した、自分の抱えている仕事を小さな「粒」に分解していくところから始めてみましょう。あなたが普通にこなしている膨大な仕事をプロセスに分解することができたとき、それは会社の業務改善を劇的に変える宝になるかもしれません。また、あなたが普段一人でどうにか頑張ってこなしていた仕事も、手順を分解してみると、自分にしかできないこと、他の人にお願いしたほうが効率的なことが見えてきます。作業員の視点からプロデューサー視点に徐々に転換することができますよ。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

Profile
池田千恵(いけだ・ちえ)
池田千恵(いけだ・ちえ)
株式会社 朝6時 代表取締役。慶應義塾大学総合政策学部卒業。外食企業、外資系戦略コンサルティング会社を経て現職。企業や自治体の朝イチ仕事改善、生産性向上の仕組みを構築している他、「働き方改革プロジェクト」「女性活躍推進プロジェクト」など、ミドルマネジメント戦力化のためのコンサルティングや研修を行っている。「絶対! 伝わる図解」(朝日新聞出版)、「朝活手帳」(ディスカヴァー21)など著書多数。
関連キーワードから記事を探す
働き方就職・転職お仕事術コミュニケーション術教養・マナー

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 1月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 1月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 11月号

時間のムダ&ミスがなくなる 仕事の「ちょいワザ」300

まんがで分かる!仕事が速い女性がやっている時間のルール

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ