気になる彼や同性からも“もっとモテたい!”。そんな想いは誰の心の中にもあるはず。美容を知り尽くした美容ライター・長谷川真弓さんと、男性美容研究家・藤村岳さんが交代で書き綴る『モテる美容学』は、美容の観点からモテの心理までをひも解くふたりによる連載です。第2回のテーマは「オーガニック女子」についてです!

 こんにちは。ライターの長谷川です。10月からスタートした「モテる美容学」第1回「女から見た、「電車の中でメイク」、あなたはその仕上がりで満足ですか?」はいかがでしたか? 藤村岳さんの“男から見ると、「電車の中でメイク」は見てる方がツライ”では、男性目線から見る“化粧のホンネ”も垣間みることができて面白かったですね。そう遠くない時代に、電車でも可能な“無臭で粉飛びしないコスメ”ができてしまったら!? すごい世の中ですね!

 さて、今回のテーマは「オーガニック女子」。ここ数年、ファッション&ビューティ業界の感度の高い女性たちの間で“オーガニック”という言葉が流行っていますね。雑誌やSNSでもオーガニックライフというワードを目にし、ちょっとゆるくて、ちょっとおしゃれな人たちの生活が紹介されています。

 そもそもオーガニックな生活ってなんでしょう? オーガニックの定義も明確なものがないのに、言葉や雰囲気だけが先行し、いつの間にかトレンドのど真ん中に鎮座している、ちょっと不思議な存在。今回はオーガニックライフを実戦している女性たちについてのお話です。

■オーガニック女子って、ハッピーなの?

 私の周りにも“オーガニック”な女性はたくさんいます。口にする食材はもちろん、化粧品や衣類まで“オーガニック=有機”を選ぶ人もいれば、ちょっとだけ足を突っ込んだ“ファッション的オーガニックライフ”を楽しんでいる人までさまざま。オーガニックにハマったきっかけやその度合いは、人それぞれ異なりますが、彼女たちを見ていると……何か楽しそうなんですよね。

 ひと昔前は、「食べ物にこだわります」「私は●●しかしません」…と、ストイックなオーガニック女子が多く、周りからすると”ちょっとイタイ”系。正直、近寄りがたい存在でした。しかし、今のオーガニック女子はそのバランスがとても上手。「〜しなきゃいけない」「絶対こうあるべきだ」なんていう考え方はなく、あくまでも自然体。

 オーガニックの定義もゆる~く、軽く、楽しんじゃえ! 的な人たちが多いから、「オーガニック以外のものは食べません、使いません」と肩肘を張る人もいなさそう。

 思うに、きっとこのゆるさ加減がいいんでしょうね。だからこそ、広く受け入れられたのかもしれません(もしかしたら「こんなのオーガニックライフなんて言えない」と怒る方もいるかもしれませんが)。女性の私からしても「この人、いいな!」って思うくらい、活き活きとしたハッピーなオーガニック女子が多いですから。