お酒やタバコが唯一のストレス解消法だったら、どうする?
女性でお酒をよく飲む方だと「イケるクチですねえ」などと喜ばれたりしますね。女性が居酒屋を飲み歩くテレビ番組も人気ですし、飲み遍歴を詳細にブログに綴り、そのファンが大勢いることも。お酒は、ある程度の量や迷惑をかけない限りでは、タバコほど世間的に嫌われていないでしょう。
もちろん、お酒はよくてタバコはダメと言っているわけではありません。どちらも度が過ぎたり、他人のことを考えられなくてはダメ。でも、自分を傷つけ、さらに他人への影響が大きいのはやはりタバコ。圧倒的に分が悪い。
とはいえ、酔っ払いが満員電車で迷惑をかけたり、友人に絡んだりは困りもの。ニコチン同様に、アルコール依存症は深刻な社会問題ですし、適切な治療が必要です。
妊娠中や授乳中の方はお酒もタバコも控える方がベター。でも、そこに唯一のストレス解消を見いだしていた女性たちは本当に気の毒だと思うんです。ただでさえ、子育ては大変なのに、ストレスを発散できないなんて! 側にいる男性は、気遣ってあげなくてはいけませんよね。
今、必要なのは教育かも
イギリスの大人気貴族ドラマ『ダウントン・アビー』を観ていると、登場人物が男女ともにタバコをよく吸っています。実に美味しそうに。いまが20世紀初頭ならよかったのになあ、とお思いの方も多いことでしょう。そして、これからは、映画で喫煙シーンがあると成人指定にとWHOが勧告したとか。冒頭でも述べたように、喫煙がかっこいい仕草として写るから、子供が真似したがるのも分かります。
今、必要なのは、感情に流されず、タバコやアルコールのメリット・デメリットを理解するきちんとした教育のはず。それ、子供たちだけでなく、大人にも要りそうですよね。
文/藤村 岳
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