「お金をたくさん貯めるには、何もかも我慢しなくてはならない……」と思っている人が多いのではないでしょうか。貯蓄を取るか、自分の楽しみを取るか――そんな二者択一に迫られていてはもったいない。今回は1000万円以上の貯蓄がありながら、人生満足度が高得点(100点の人も!)という月収20万円の独身女子に徹底取材。その秘訣を探ります!

第1回 読者の「貯蓄事情」大公開 平均貯蓄額939万円
第2回 貯蓄1000万円女子の生活費大公開 削れないのは?
第3回 貯蓄1000万円女子は1年間にいくら貯めるのか
第4回 働く女性の最高の自己投資とお金の失敗 何にいくら?
第5回 1000万円貯める女子 貯蓄を意識して変わったこと
第6回 貯蓄1000万円女子の習慣 ○○が得意で○○がない
第7回 貯蓄1000万円女子が実践 効率よく貯める法則3つ
第8回 月収20万で貯蓄1000万円 幸せ独身女子の貯め方【今回はここ】
第9回 貯蓄5000万円以上バツイチ既婚子あり37歳の幸せ
第10回 貯蓄2500万円女子が実践する仕事力&収入アップ術
第11回 彼との別れも転機に 貯蓄3000万円女子の人間関係
第12回 貯蓄1000万円あっても寂しい 35歳女子の光と影
第13回 貯蓄2900万円女子「お金はあっても幸せ増えない」
第14回 貯蓄100万円以下でも「幸せ」なお金との付き合い方
第15回 貯蓄は10万円でも1000万円分の信頼があればいい 

T・Kさん(38歳)
IT・総務
独身、実家暮らし、彼あり

手取り月収:約20万円
手取り年収:約300万円
貯蓄(投資)総額:1460万円
人生満足度:90点

新入社員時代から「先取り貯蓄」

――T・Kさんの現在貯蓄は1460万円。貯蓄が他の人よりも多い女子として取材をお願いしたいとご連絡をすると「みんなこれくらいの貯蓄はあるのかと思っていた……」と驚いていましたが、貯蓄のきっかけはどのようなことだったのでしょうか。

 「親が自営業で、私の学費の支払いに苦労をしていたことを見ていました。『先立つものはお金だ』と感じて、学生時代はアルバイトのお金を貯めていて、社会人になってからは『先取り貯蓄』を始めました。

 新入社員時代は手取り月収が15万円ほどだったので、貯蓄額も無理のない範囲で2万円からスタート。そこから徐々に増やしていき、今は毎月10万円を先に貯めています。基本的にすべてクレジットカード払いにして、使った金額をカード引き落とし口座に移し、お金の増減を定期的にチェックしています」

今も親に家賃として2万5000円を支払う

――Tさんは、普段どんなふうにお金を使っているのでしょうか。

 「出費のメリハリを意識しています。彼とのデートでは、あまり高い所は行かないですね。でも、飲み会の費用だけはケチりません(笑)

「楽しい飲み会だけはケチりません」 画像はイメージ (C) PIXTA
「楽しい飲み会だけはケチりません」 画像はイメージ (C) PIXTA