1000万円以上女子のほうが「目標額に達したら、やりたいことがある」

 「(貯蓄や投資の)目標を達成したら、やってみたいこと、成し遂げたいことはありますか」と質問したところ、「ある」として具体的な内容を答えた人は貯蓄1000万円以上の女性で67.9%にのぼり、1000万円未満の女性の60.8%より7ポイント高くなっています。やはり具体的にやりたいことがある人のほうが、貯蓄への意欲が高く、しっかり貯めているという見方ができます。

 具体的な内容を聞いてみると、「一人暮らし」や「引っ越し」、「車の購入」や「マイホームの資金」、「結婚費用」など、住まいや生活に関わることが多く挙がりました。

 「将来の子どものため」「老後の生活費」というように、先を見越した使い道もあります。

 特に多かったのが「海外旅行」。具体的な国名も挙がり、長期旅行や世界一周クルーズなど、それぞれの夢を膨らませていました。

 また、「趣味の手芸の教室を開きたい」「学術書を自費出版」「海外の大学で勉強」「実家の家業を会社組織にして起業」「カフェをオープン」「農業」など、好きなことを追求したい派もいます。

 その他、「今まで補助してもらっている親のためにマンションを買う」「未来ある若者ややりたい夢はあるがお金がないという方に投資して、その夢の実現のために資産を使いたい」と、自分自身ではなく誰かのために使いたいという声もありました。

1000万円以上女子には、効率よく貯蓄するための工夫があった

 そして、「効率よく計画的に貯蓄(投資)するために意識・工夫・決めていること」などを聞きました。その回答には、賢く貯めるためのヒントが詰まっていました。コメントから、大きく3つの特徴が見えてきました。

貯まる人はルールが徹底しています (C) PIXTA
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