働く女性の読者アンケート結果をもとに、1000万円以上貯めている女性の生活スタイルや貯めるコツを探るこのシリーズ。4回目は、働く女性の「これだけはケチらない!」というこだわりの支出、お金の失敗について紹介します。
第1回 読者の「貯蓄事情」大公開 平均貯蓄額939万円
第2回 貯蓄1000万円女子の生活費大公開 削れないのは?
第3回 貯蓄1000万円女子は1年間にいくら貯めているのか
第4回 働く女性の最高の自己投資とお金の失敗 何にいくら?【今回はここ】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2017年8月9日(水)~9月3日(日)
◎有効回答者数:332人
◆平均年齢37.5歳、独身61.8%、既婚(子どもなし)17.9%、既婚(子どもあり)17.0%、会社員(一般職)54.2%
◆貯蓄「1000万円未満」は全体の63.4%、貯蓄「1000万円以上」は全体の32.1%
「これだけはケチらない」こだわりはさまざま
今回実施した読者アンケートで「これだけはケチらない」というものを聞いたところ、主に次の5つの項目が挙がりました。
・「食費」
・「習い事」「ライブ」「旅行」などの趣味
・「ジム」「整体」「エステ」「美容院代」といった自分のメンテナンス
・「新聞」「書籍」「英会話教室」など知的向上につながるもの
・「飲み会」「ランチ会」などの交際費
貯蓄1000万円以上の女性と1000万円未満の女性を比べると、回答項目に大きな差はありませんでしたが、どちらかというと1000万円未満の女性のほうが「食費」を多く挙げる傾向がありました。
また、1000万円以上の女性の回答の中で特徴的だったのは、やはり大胆にお金を使った経験がある人たちがいることです。
◆「月に1回の友達とのホテルでのリッチランチ! 4000円くらい」(40歳、医療福祉関連、受付/貯蓄1300万円)
◆「旅行費の年間約100万。海外旅行と趣味のスノーボードは特にお金を費やす。海外旅行は、行ったことのない場所や食べたことのないものなど、自分の経験値を上げ、人生観を変えてくれるから」(33歳、商社、営業/貯蓄2500万円)
◆「バッグや時計、アクセサリーなど、身に着けるものは高価なものを選びます。時計は30万円強、バッグは10万円強」(42歳、金融、一般事務/貯蓄3300万円)